東京都から栃木県へ移住し
地域に貢献できる仕事を志望。
私は前職の銀行に勤務していた2021年に、より良い育児環境を求めて東京都江戸川区から栃木県小山市に移住しました。都心よりも広々とした公園があり、緑が豊かで妻と子どもと私の家族3人がのびのびと暮らせること。さらに新幹線通勤できるという条件で探した結果です。子育てを経験していくなかで、地域社会からさまざまな支援を受けたことが、大きな支えになりました。私自身も小山市で暮らすうちに、子どもの故郷となる地域に貢献したいという気持ちが強くなり、それまで足を運んだこともなかった「こども食堂」への寄付を行うなど、少しずつ考え方や行動が変化していきました。
2023年に入るとすぐに転職を決意し、データの収集・分析・活用で培ったスキルを生かしながら地域に貢献できる仕事を探し始めました。そのタイミングで足利銀行がキャリア採用を募集していることを知りました。当行の中期経営計画にある「従来の枠組みを超え地域課題の解決に挑戦、その取り組みにより得たノウハウをビジネスに還元、新しい価値を創造、地域やグループの成長に繋げる」という一文を目にし、志望意志がいっそう強くなったと思います。
お客さまデータの分析により
マーケティングや営業を支援。
入行後、DX戦略室に配属され、「全社データ活用基盤」の構築を担当しています。「全社データ活用基盤」は当行が保有する多種、大量のデータを一元的に蓄積・加工・分析・活用するクラウド上のプラットフォームで、行員が自由にデータを利活用できるようにすることが目的です。この基盤構築は、めぶきフィナンシャルグループが掲げる「DX戦略ロードマップ」にも記載されている取り組みで、入行直後から重要な仕事に参加できたことにやりがいを感じています。
現在の業務内容は他部門および他社との調整業務がメインです。具体的には社内のシステム部門や業務部門、外部の協力会社と意見交換や折衝を行い、「全社データ活用基盤」の構築に反映する仕事です。DX戦略室としては、販促時期の最適化などの高度なマーケティングや、全社の業務効率化に対して、どんなデータやツールがあると活用しやすいのかを考えて構築を推進しています。たとえば、お客さまの入出金履歴に加え、購入したファンドの種類、購入方法(WEB経由での購入か、店頭での購入か)といったきめ細かい分析を行うことで、営業担当をより的確に支援できます。
柔軟な働き方を選択することが
パフォーマンスの向上につながる。
DX戦略室の業務は、前職時に所属していたデータ分析を行う部署での知識やスキルが存分に生かせます。メイン業務はデータ分析によるビジネスの課題解決でしたが、グループ内のデータを統合するプロジェクトのリーダーとして、システム開発における要件定義から開発、リリース、解析ツール導入や社内のデータ利活用推進など、分析基盤の構築を担いました。この前職での経験が、現在の「全社データ活用基盤」構築プロジェクトの推進に役立っています。
業務量が多く突発的な対応を求められる場面もあることから、忙しい日々を過ごしていますが、在宅勤務やフレックスタイム制勤務を利用するなど多様な働き方により、時間を有効に使っています。タスク管理やコミュニケーションのツールも整っているので、上司や若手メンバーとは対面に限らず非対面で頻繁に連絡を取り合って残業を避け、チーム全体のパフォーマンス向上と業務の効率化を両立しています。これは働く時間や場所を選択できる就業環境が成果を最大化する、という私の考えが正しかったことを裏付けてくれました。
業務や組織の変革に向けて
DXの推進に参加してほしい。
「全社データ活用基盤」の構築はゴールではありません。私たちが目指しているのは、データの利活用におけるお客さまの理解および課題解決とそれに伴う意思決定の支援。そして、お客さまの潜在的なニーズに沿った商品やサービスの提案に資する情報を提供することです。データがあればお客さまへの営業活動だけでなく、行内の部門間を越境した業務効率化にも貢献できます。社内の合意形成にかかる時間の短縮も可能になるかもしれません。なぜなら、足利銀行にはその下地として組織にも制度にも柔軟性と拡張性があるからです。
DX戦略室は、そうした業務や組織の変革を担う部署です。メンバーも若手が中心となっており、良い意味で将来への危機感を持ちながら現状を打破しようと考えるメンバーが多い印象です。生成AIなど最新技術に関する情報収集も積極的に実施し、他行との交流による情報交換や大学主催の講義などへ参加して部署全体に新たな刺激と知見をもたらしています。DX推進に向けてやるべきことは多く、これからも増えていくでしょう。さまざまな場面で仕事の成果を実感し、喜びを味わう機会に恵まれます。ぜひ、当行で一緒にさらなるDX推進を行っていきましょう。