指標トレード攻略
攻略とか大層なタイトルを掲げたけど自分がやってる指標トレードの7割くらいは言語化したかな程度のnoteです。
利益の保証はできませんが少なくとも指標に対する考え方くらいは変わるかと思います。
7割というのは例外や特殊ケース、経験から来る感覚等完全には言語化できない部分や、全てのケースを解説するととんでもない量になってしまうため7割程度としています。
ここから先はあくまでも個人的な考えです。
元々仲良い人向けの解説記事を加筆修正しただけですので多少の抜けや粗さはあるかと思います。
まずはこれを見ていただいてこれに詳細を補足していく感じで解説します。
指標トレードについての個人的考え|ロ (note.com)
投稿者が違いますが自分のnoteのサブ垢です。
まず大前提で入れておく必要のある知識があります。
・指標の結果の見方
・結果によって動く方向
の2点。
2点の解説をした後にステップ形式で抑えておくべきポイントを解説していきます。
指標の結果の見方
これはシンプルに数値を見ればいいです、基本的には前月よりも数値が良ければ経済は良好、ただし指標によっては数値が下がっている方がいいものも存在します。
足元の経済を考えるうえで大事になってくるのは前年比よりも前月比ですが指標によっては前月比が無いものも存在します。
トレードを考えるうえで大事になってくるのがコンセンサス(予想)です、基本的には前月比とかは関係なくコンセンサスに対して上振れか下振れかで相場は反応します。
短期はコンセンサスが大事ですがその後を考えると経済状況も大事になってくるので2つの視点から見ることをおすすめします。
結果によって動く方向
とりあえず大前提にあるものが金利なので金利で説明します。これはコンセンサスに対して結果が上振れたら金利上昇、下振れたら金利低下で覚えておけば問題ないです。
金利が上がる(下がると)と各銘柄はどうなるの?
基本的には金利が上がればその国の通貨は相関して上がります、つまり米金利上昇=ドル高で考えておけばいいです、まぁ金利が上がっても上がらないカスみたいな通貨も存在しますが...円って言うんですけど。
金利上昇=ドル高・ゴールド安
金利低下=ドル安・ゴールド高
例外として株は経済状況等により都合よく動きます。
基本的には金利上昇は株にとっていいことはありませんが、景気良好で金利が上がっているなら株は買いです。金利が下がっても景気のトレンドが良好なら買いです。上りも下がりもしないなら買いです、基本的には株は買うものです。
ただし景気が明らかに悪くなっている中で指標が下振れた場合や今ならインフレ指標が上振れて金利が上がっている場合は売られます。
インフレ指標に関しては今現在の経済状況と引き締めなのか緩和なのかを頭に入れておけばいいです。
纏めると雇用統計がコンセンサス上振れ!→金利上昇→ドル高ゴールド安って感じです。
上の知識は絶対指標トレードに必要なので抑えておきましょう。
ここからステップ形式で指標トレードの準備からトレードまでの流れを解説します。
STEP1
事前にその指標の重要度を確認しよう
まずこれはその時のマーケットによって関心度が異なります、これを過去を含めて全てのケースを言語化することはできないので自分で感覚を掴むしかないです。
ざっくり言えばマーケットのテーマがその時々であるのでそれさえわかるようになってしまえば余裕です、例えば高インフレ下ではCPI等のインフレ指標は滅茶苦茶注目度が高いです、逆にインフレが完全に鎮静化すればCPIなんてどうでもいい指標まで成り下がります。
今で言えば少々のインフレと雇用、消費辺りが重要になってきます。
どうしても注目指標が判断できなければ月500円払ってモーニングサテライトでも見てればいいかもしれません。
一つ簡単な方法として証券会社等の指標カレンダーでアルファベットや☆で重要度がわかるので参考にするといいですが前述した通りその時のテーマによって重要度は変動することは頭に入れておくべきです。
STEP2
事前にその指標のカテゴリーを確認しよう
経済指標にもカテゴリーがあります、事前にその指標が何のカテゴリーなのか知っておくことも重要です。
自分の場合はざっくり製造業/雇用/消費/インフレ/政策という分け方をして考えています。
全て出すと大変なのでそれぞれの代表的な指標を出しておきます、残りは自分で調べてみてください、Chat GPTにでも聞けば一発です。
製造業 ISM
雇用 雇用統計
消費 小売売上高
インフレ CPI
政策 FOMC
これらは米国に限らず他国も一緒です。
事前に指標のカテゴリーを把握しておく理由は2点
①カテゴリーにより同じ銘柄でも戦略が異なる
②経済の先行きを考えるうえでどのカテゴリーがどういう状況かを知る必要がある
①カテゴリーにより同じ銘柄でも戦略が異なります、主にインフレ指標なのかそれ以外かで考えることが多いです。
株はインフレ指標の場合、結果に順張りするポジを取る場合はナスがパフォーマンスが良くなりやすいです。後ほど銘柄選定のところで詳しく解説します。
ゴールドはインフレ指標の場合はインフレヘッジの役割があるので上振れても他の銘柄より落ちにくい特性があります、ただし地合いによると考えています、これも後ほど解説します。
②経済を考えるうえではカテゴリーにより重要度が変わってきます。
インフレ退治が目標の時は当然インフレは重要ですが、インフレが落ち着けばCPIなんてノーイベも同然です。FOMCも織り込まれきっているときは見る必要がないです。
FEDは雇用を気にしていますので雇用統計はそれなりに大事です、製造業は代表指標の中では個人的には劣勢で消費は米GDPの70%を占めますしとても大事です。
ただこれらも地合いにより重要度は変化します、その時どこが焦点になるかわかるようになるにはファンダを追いながらマーケットと日々向き合うしかないです。
しかしこの経済の先行きを考えるうえでの重要度とトレードでの値幅は若干ことなります。
例えば小売よりISMの方が値幅が出やすいです、アメリカにおいて(他国はPCEが無いのでアメリカが例外)は物価目標を考えるうえで見るべきはCPIではなくPCEですが値幅はCPIの方が出やすいです。
②の部分に関しては感覚の取得難易度がこの記事の中でも高いので少しずつ知識を付けていけばいいと思います。
STEP3
事前に値幅をある程度想定しよう
これは最初に紹介したnoteにある程度書いているので省略しますが、基本は流動性を加味せずに考えた場合、指標の重要度×コンセンサスと結果のギャップで決まります、なので直近半年程度、(特に直近3ヶ月を重視)のコンセンサスとギャップの開きかたとその時の触りたい銘柄の動きを見ておくといいです、面倒であればギャップがなかったときの平均ボラティリティは覚えてください。
それなりのギャップが出た時は基本的には突っ込みで結果に順張りすれば大体利益になりますが、ギャップがなかったときにこの指標はこれくらい動くんだというのが頭に入っているのと入っていないのでは大きな差があります。
これを指標の度に繰り返していると大体の値幅のイメージが勝手に出るようになります。
ボラティリティを事前に把握することによってコンセンサスと結果のギャップが想定内であった場合強気でポジションが建てられます。
STEP4
事前に銘柄選定をしよう
事前に選定するのは結果が出た時にシナリオに沿って1秒でも早くポジるためです。
カテゴリーと重要によって銘柄は変わってきます。
詳細は後述しますが、指標トレードには大きく分けて3つのトレード方法があります。
事前にポジションを作ってギャンブルするトレード、結果を見てする短期トレード、結果が経済や政策金利等に及ぼす影響を加味してポジションを構築する中期軸以上のトレード。
今回は結果に基づいてする短期トレードに特に重要な銘柄選定の仕方を中心に解説します。
指標の結果基づいてするトレードでは基本的にドル円・株・ゴールドの3銘柄から選定することが多いです。(今回は米指標という前提で話します)
理由としては短期で決済してしまうので1日後や1週間後の理論値を考える必要がなく、割と素直な動きをするのがこの3銘柄であることが多いからです。
ドル円
まずドル円ですが、複数ある通貨の中でも現在は円が比較的ドルと逆相関に動くことが多く素直に動く傾向にあります、一番方向感の決め方がシンプルで上振れならロング、下振れならショートそれだけです。
ただ最近は円が舐められすぎてて下げフェーズでは下値が固くなっています。(下で拾いたい人が多い)
ゴールド
基本的にはドル円と同じですがインフレ懸念があるときのインフレ指標の場合のみロング優位になります。
インフレヘッジの役割がありインフレが懸念されている地合いではインフレが上振れて金利が上がっても大して調整せず、インフレが酷い場合はどう足掻いても買われます。インフレ懸念されている中インフレが鈍化すれば大きく買いで基本的には買い戦略一択になります。
インフレ懸念が無ければインフレが上振れて普通に下落でドル円と一緒です。
インフレ懸念の肌感は経験ですが、わからない人は期待インフレ率を監視しておくといいかもしれません。
期待インフレ率が急上昇している場面や過去と比較して高水準ではインフレ懸念があるとざっくり把握するだけでも違います。(トレビューでのティッカーシンボルはT10YIE)
株
株は売れるかどうかを考えるのが手っ取り早く、売れないなら買っておけばいいです、利益出なくとも買い下がりできれば損することは少ないです。
基本的には経済が堅調であれば金利低下を好感し上昇、金利上昇しても指標の結果が強いのは経済が堅調である証なので上昇、コンセンサス通りで動かなくても放置してたら上昇、それが株です。
経済が軟調で内容も良くないや、インフレが上振れた場合の金利上昇は売りです。
株は買いが基本だと思っていて買いの難易度は全銘柄中一番簡単ですが売りは全銘柄中一番難しいので株が売りの結果になった時は基本別銘柄で取ることが多いです。
スタグフレーションを感じさせる結果の時は株が一番大きく反応するので突っ込みだろうが売ります。
また株は更に細かく選定する必要があります。
今回は主要3指数を用いて解説します。
まずはSPX、株と言えばダウやナスという謎の風潮がありますが米株指数の代表はSPXです、ベンチマークもVIXに組み込まれてる計算式も全てSPXです。
あとはダウとナスになります。
株の銘柄選定は基本的には上の図に当てはめて考えておけばいいです。
グロースがナス、バリューがダウ、SPXは常に立ち位置も値幅も中心になると考えておいて問題ないです。
Y軸がインフレ、X軸が景気です。
インフレが高く景気が悪くなればスタグフレーション、インフレが鈍化し景気が悪ければグロース(ナス)、インフレが高く景気は良ければバリュー(ダウ)、インフレは鈍化し景気も良ければゴルディでなんでもいいです(自分は去年からAI・半導体が米株を引っ張っているためゴルディはナスを選定しています)
どうしても迷ったらSPXをポジっておけばパフォーマンスは中立になるので迷った時はSPXがおすすめです。
ゴルディ=全部買い
インフレ低・景気悪=ナス
インフレ高・景気良=ダウ
インフレ高・景気悪=全部売り
株は少し複雑ですが慣れたら利益を出しやすいです。現在はAI・半導体時代+天下のNVIDIA+インフレ低景気悪が短期トレンドなのでナスが強いですね。
STEP5
各スタイルのトレード方法
①指標ギャンブル
②結果見て短期トレード
③先行き見通してスイング
僕は全てやります。
①は事前にポジションを仕込んでパチンコするスタイルですが、たまにテクニカルでこっち行きそうだからとポジションを仕込む人がいますが僕はやりません。
CPI下振れという未来の結果があったとします、しかしドル円逆三尊だからロング!これが整合性保つにはテクニカルによって指標の結果を捻じ曲げないといけません、それは意味が分からないのでそういう決め方はしないです。
ただし事前に市場がある程度織り込んでる時はテクニカルに出ても不思議ではないですが基本はテクニカルを考えることはないです。
①のポジションの取り方は大きく二つで、一つ目は指標時のボラが大きい地合いの時に動くことが想定されるので丁半博打をするです。
最近ではCPIショックが起きたような地合いがわかりやすいですね、高インフレでインフレ指標に注目が大きく集まっていた時です、どっちに動いても大きく値幅が出ることがわかっているので丁半博打でもRRは良くなります。
因みにこういう地合いではゼロカを利用した両建てすれば確実に動きが取れるので丁半博打をする必要はありません。(凍結されたり等、特にb-bookは多いので自己責任で)
ここでは詳しい両建ての仕方は書きません、難しいものではないのでご自身で調べてみてください、またこの手の手法で使用するブローカーの公開はエッジの減少に繋がるので聞かれても答えかねます。
二つ目は先行指標を利用して指標結果を予想してポジションを取ります、一つ目のような地合いは稀なので基本はこっちになります。
全ての先行指標を出すときりがないので代表的な指標の先行指標をある程度置いておきます。
ISM
地区連銀PMI(特にフィラデルフィア連銀製造業景況指数)、台湾輸出受注、ISM受注在庫バランス、あとは中国の電子機器在庫で半導体サイクルの確認
他にも先行指標の台湾輸出受注が銅と相関性が高くISMと原油の相関性も見られます、その他にもISMは相関取れるものが多いです。
JOLTS
Indeed週間求人推移
雇用統計
ISM雇用指数、新規失業保険申請件数、ADP、コンファレンスボード消費者信頼感指数の職探しが困難、チャレンジャー人員削減一時解雇、JOLTS求人
また雇用統計の賃金の項目に関してはADP賃金トラッカーや自発的離職率
CPI
PPI、ケースシラー住宅価格指数、Zillow住宅価格指数(CPIは家賃の割合が3割程であるため家賃の先行指標が先行指標として使われる)
クリーブランド連銀インフレナウ
小売売上高
クレカ消費(米経済分析局よりハーバード大の方が精度が良い)、その他クレカ系統のデータ
↑現在は更新が止まってしまったためシカゴ連銀の小売指数
ミシガン消費者信頼感指数
ガソリン価格
FOMC
FOMCは先行指標みたいなのはなく、各指標の集約みたいなものなので各指標を追っていけば大体わかります。
また先行指標ではないもののFed WatchでFF金利先物の織り込み度を確認できるので大きく傾いていれば基本はそっち方向の政策金利になります。
7月で言えば据え置きが90%とほぼ確定なので、政策金利が据え置きでも動きません、これが半々や6:4で割れてると値幅に繋がります。
直近で言えば割れる可能性があるのは9月でしょう。
こんなところでしょうか、細かいものやもしかしたら漏れもあるかもしれませんがパッと思いついたものを書き出してみました。
これらの先行指標が指し示す未来に順張りしてポジションを持つのが指標ギャンブルで期待値を上げる方法です。
一部Indeedから乖離があるときのJOLTS等逆張り指標がありますが基本は先行指標に順張りです。
これらの先行指標はものによって見れるところが違い、非常に面倒なので自分はまとめて見れるhttps://x.com/TRADEALLIANCE_のコミュニティで確認しています。
②の結果見て短期トレードはそのまま結果を確認してトレードするだけです。
銘柄選定は前述しているので結果別ケースのポジションの取り方と保有時間を解説します。
まず保有時間ですがあくまでも指標の結果によるピュアな動きで思惑等のノイズが少ない動きのみを対象としたトレードという前提(その後を加味して握る事も多々)でそれなりの重要指標(雇用指数やCPI)では30分程度、ちょい重要指標(小売やISM)では15分程度を最大保有時間としています。
これはこの時間を超えるとノイズが入ってくることが多いためですがコンセンサスとのギャップによって多少は変わります、ギャップがあればその分強く力が働くので保有時間を延ばすこともあります。ただ基本は持ちっぱなしというよりはスキャがしやすい時間と捉えてもらった方が近いです。
次にポジションの取り方ですが今から解説するのは重要指標の場合で考えてください。まずコンセンサスと結果に大きくギャップ出た時、これはもう突っ込みです、こんなところから突っ込み怖い!って思ったところから大体倍は行きます。
次にコンセンサスから若干ギャップがあった場合、これが一番難しく突っ込みはタイミングミスると損になる可能性もある、ただ一方通行にはなり難く少し戻してきたところで結果に順張り方向にポジ取るくらい。
最後はコンセンサス通りだった場合、初動は結果に沿った方向に、その後ほぼ少し戻すので初動の動きに逆張りでいいです。これが一番やりやすいのはドル円かゴールド。
ただしインラインが強く期待されている地合いは例外。
次にちょい重要指標だった場合
コンセンサスと結果に大きくギャップ出た時、突っ込みはできますが重要指標程は伸びないので謙虚に利確した方がいい。
次にコンセンサスから若干ギャップがあった場合、突っ込みはできずある程度結果と順方向に伸びたら戻すのでそこの逆張りスキャを狙うのが美味しい。
コンセンサス通りだった場合、99%初動と逆に戻すので逆張り取って終わり。
次に名前くらいは知ってる指標(PMIとかGDPとかそのレベル)
コンセンサスと結果に大きくギャップ出た時、突っ込みはできない。
コンセンサスから若干ギャップがあった場合、戻すので逆張り狙い。
コンセンサス通りだった場合、ほぼ動かないのでノータッチ。
最後はあまり見る価値がない指標
コンセンサスと結果に大きくギャップ出た時、99%戻すので逆張り。
コンセンサスから若干ギャップがあった場合、動かないのでノータッチ。
コンセンサス通りだった場合、指標があったことに気付かないレベル。
あくまでもベースで地合いにより多少は変動します。
ざっくりまとめると大きくギャップが出た時は突っ込み、コンセンサス通りや小さな指標は逆張り狙いが今年はほぼ聖杯です。
今年は大きくギャップが出ることが少ないので逆張りスキャが多いですが一番値幅取れるのは大きくギャップ出た時の突っ込みです。
今年よくやるトレードを図にしました。
先行指標見てポジション仕込んで初動で利確、その後は逆張りで入りこれは謙虚に利確、その後結果と順方向にもう一発ポジ仕込む3段構成をよくやります。
これが刺さるのは重要指標で若干ギャップがあるとコンセンサス通りの中間くらいの感覚。
リアルチャートも一応出しておきます。
前回のPMIです、僕はPMIは事前にポジは仕込んでいませんでしたがよくやる理論値出るときのトレードを前提に解説します。
事前に先行指標見てポジ仕込んで初動の上げを取ったら2つ目の〇で逆張り入れます、その逆張りを利確したらそのままドテン(結果と順方向なのでロング)します、これが今年よくやっているトレードでドテン入れるか入れないかはコンセンサスとのギャップで決めています、ギャップがほとんどない場合はドテンは入れません。
最初の逆張りタイミングはやってるとすぐわかります。上のPMIの動きはどちらかと言えばわかりにくい方です。
③先行き見通してスイングこれは時間軸によって二つの考え方に分けています。
まずは保有時間が2~3日程度の比較的短い時間軸のスイングの場合、ポジションを取る前にその先のスケジュールを確認しておきます。
米経済指標が大きく上振れたとします、ドル高ですので対ドルはショートになりますね、この時ユロルなのかオジドルなのかケーブルなのかゴールドなのか選択肢はたくさんありますが、先のスケジュールから逆算します、翌日にオジ関連の指標がありオジ安になる結果が出ると予想した場合オジドルショートは利益の最大化に繋がります。
逆にオジ高予想ならオジvsドルの構図になるので真っ先に選択肢から排除します。
現時点から一番近い指標を加味しますが、その指標の重要度が低い場合は無視します、自分の予想通り結果が出た時に理論値出るように選定しています。
オジならオーストラリア、ユーロならユーロ、ポンドならイギリスの指標ですがゴールドに関しては動くのが米金利起因なので米指標になります。
次に比較的保有時間が長い場合ですが、ここから難易度がぐっと上がりますので難しいのは拒絶反応が出る方は読み飛ばしていただいても結構です、恐らく一朝一夕ではこの手のトレードはできるようになりません。
指標の内容から経済状態を考えます、基本は経済指標が上振れたら景気がいいので利下げは後退方向で捉えられます、つまりドル高方向です。
1年間の織り込みはFed Watchで確認できます。水色が左にズレると利下げになります、上記だと9月に利下げが59.8%という織り込みになります、これがインフレ上振れたりして利下げが11月に後ズレすると利下げ織り込み後退となりドル高要因になります。
これが基本になりますが加えてカテゴリーも考える必要があります、堅調なカテゴリー、軟調なカテゴリーが混在することは珍しくなく織り込みや経済状態を考えるうえでもカテゴリーにより寄与度が変わってくるためです。
例えば今はインフレが落ち着いていて雇用と消費が強いが製造業が弱い、なら株価は保たれるだろうみたいな判断ができますが各カテゴリーの強弱が逆転するだけで話が変わってきます。
更にここが落とし穴で一見堅調(軟調)に見えるが実はそうではないみたいなのが存在します。
雇用統計なんかが顕著で例としてわかりやすいので雇用統計を用いて解説します。
雇用統計は雇用者数に注目されがちですが、雇用者数以外にも失業率や賃金といった項目があります。
賃金が鈍化し失業率が上がることはマイナスとして捉えられます、雇用者数も家計調査(みんなが見ているのは事業調査、カウントの仕方に違いがあります)と差があったり雇用者の内訳を見ると正社員が減少しパートが増えてたり(最近はずっとこれ)と中身をしっかり自分で見ないとわからないことが多くあります、また賃金もパートタイムや労働参加率に左右されるのでそこらへんもしっかり押さえておかないと労働市場の実態はわからないでしょう。
最近の雇用統計は強いイメージがあるかもしれませんが経済的に見た時に労働市場は着実に鈍化傾向にあると自分は考えています。
他にもGDP悪化で中身見ると個人消費減っていなくて他が足引っ張っているだけとか、ISMも内訳見ると支払価格と新規受注のバランスで総合指数の結果と逆行ったりとその他の指標もしっかり中身を見る必要があります。
こういった情報を基に経済状況を考え総合的な判断を下します、この経済状況なら株は買えるや経済強すぎて利下げできないから利下げ織り込み後退→ドル高推移→じゃあドル円はロングでゴールドはショートなどそうやって繋げていきます。
このトレードは指標というよりファンダを使ったトレードという感じですが起点は指標なので一応紹介しました。
各指標の中身を見るには米経済分析局だの労働統計局だの米労働省だのわけわからんサイトを指標に合わせて見に行きごちゃごちゃしたところから見つけなければいけなく、速報で見るにはスクレイピング等の技術を駆使できる人はまだいいですが素人が手動でやるとなるとかなり面倒ですし時にはグラフ作成も必要で時間かかるしExcel使えないコード書けないだとお手上げなのでここもまたhttps://x.com/TRADEALLIANCE_さんにお世話になっています。
最後におまけで指標に関するちょっとしたトレードテクニックを書いておきます。
・注目されている重要指標前に注目
注目されている重要指標前には新規ポジションが入り難くトレンドは出ない傾向にあります、また既存のポジションが手仕舞いされることによりアンワインドが起き今までと逆方向にジワジワ動く傾向にあります。
・注目指標が少ない週はレンジ
注目指標が少ない週はレンジの傾向にあります、経済指標は一定のサイクルで発表されるのでざっくりの指標カレンダーを頭に入れておくといいです、中銀ウィークの翌週が一番レンジになりやすいと個人的には思っています。
・予測モデルを活用する
クリーブランド連銀のインフレナウやアトランタ連銀のGDP Now等予測モデルがあるものもあるので参考の一つとして見ておくといいかもしれません。
今パッと思い返して思いつく内容は大体書けたかと思います、恐らく漏れやもっと書けることはあると思いますが自分がやっている指標トレードの7割くらいは書けてるかと。
※少し前に書いたやつなので現在変わってる部分や細かく書いてない事があります。
※細かいデータは書いてないものがあります。
※米経済指標以外もテクニックは存在しますが今回は省いています。
※質問は受け付けません。(DMしないでください)

