”九州大学教授からセクハラ”元研究員が賠償求めた裁判始まる
九州大学の元研究員の女性が4年前、上司で研究室長の教授から体を触られるなどのセクハラ行為を受け別の大学に移らざるを得なくなったとして、大学とこの教授らに対し賠償を求めている裁判が始まり、大学側は訴えを退けるよう求め争う姿勢を示しました。
訴状などによりますと、2021年から九州大学工学部で任期付きの研究員として働いていた女性は、上司で研究室長の男性教授から飲み会などで性的な発言を繰り返され、胸や太ももを触られるなどのセクハラ行為を受けたと主張しています。
さらに、警察に被害を相談すると、女性に対し契約を終了する趣旨の話をしたということで、女性は別の大学に移らざるを得なくなったとして、九州大学とこの教授らに合わせておよそ4700万円の賠償を求める訴えを起こし、14日から福岡地方裁判所で裁判が始まりました。
九州大学はおととし教授の行為の一部について、ハラスメントにあたると認定しています。
裁判で大学や教授側は訴えを退けるよう求め、争う方針を示しました。
原告の女性は会見で「次のキャリアが決まる大事な時にハラスメント被害の標的にされたので、さまざまな対策を取らなければいけませんでした。失われた時間は戻ってきません」と話していました。
一方、九州大学は「現在係争中で、詳細については差し控えます」などとコメントしています。