ベトナム人の男2人を再逮捕 液状の大麻を密輸か

 去年9月、液状の大麻を密輸した疑いでベトナム人の男2人が14日、再逮捕されました。

 再逮捕されたのは、戸田市美女木の自称アルバイト、ファム・クオック・タイ容疑者28歳らベトナム人の男2人です。

 2人は去年9月、営利目的でベトナムから大麻の成分が含まれる液体、およそ3.5キロを密輸した疑いが持たれています。

 液体はチリソースの容器に入れられていました。

 県警はこれまでに乾燥大麻およそ5キロ、液状の大麻およそ13キロを押収し、2人を含むベトナム人9人を逮捕しています。

 ファム容疑者は指示役を務めていたとみられています。

 県警は2人の認否を明らかにしておらず、組織的犯行とみて捜査しています。

吉村洋文大阪府知事 大阪・関西万博PR

 およそ3か月後に迫った大阪・関西万博をPRしようと、大阪府の吉村洋文知事と公式キャラクターの「ミャクミャク」が14日、県庁を訪れました。

 大阪・関西万博は、20年ぶりに日本で行われる国際博覧会で、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開かれます。

 県庁を訪れた吉村大阪府知事は、「今回の万博では生きているiPS細胞が見られるなど世界のさまざまな技術が感じられる」とPRしました。

 そのうえで、「万博を見た子どもたちが医者や技術者を目指すなど、子どもたちの未来を作れたらこの万博の意味があると思うのでぜひ会場で見て感じてもらいたい」と来場を呼びかけました。

 大野知事は、県の偉人・渋沢栄一がパリで開かれた万博で感銘を受けてさまざまな技術を日本に持ち込み、その後の日本経済を飛躍させたことを引き合いに出し、「いろいろな未来社会を体験することはいいことだと思う」と万博に期待を寄せました。

 大阪・関西万博は、大阪府大阪市の夢洲で4月13日から10月13日まで半年間にわたり開かれます。

新生児殺害などの罪 29歳母親の控訴棄却

 自宅の浴槽で産んだ赤ちゃんを殺害するなどし、殺人などの罪に問われた29歳の母親の控訴審で、東京高裁は14日、控訴を棄却しました。

 起訴状などによりますと、川越市大塚の無職斎藤真悠被告(29)は、2018年に死亡した新生児の遺体をスーツケースに入れ、自宅や春日部市の実家に放置しました。

 さらに2021年8月には、お湯の入った自宅の浴槽で水中出産した男の赤ちゃんをそのまま放置し窒息死させたうえ、遺体を衣装ケースに隠したなどとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。

 一審のさいたま地裁では、「水中で出産し、そのまま放置したことは悪質」などとして懲役5年6か月が言い渡され、弁護側が控訴していました。

 14日の控訴審判決で、東京高裁の田村政喜裁判長は弁護側の「斎藤被告の調書は、検察側に迎合したもの」とする主張について事件直後の取り調べの様子などから「被告人は、具体的な様子を自発的に話しており、弁護側の主張は不合理である」などとして、一審判決を支持し、控訴を棄却しました。

受験シーズン控え 痴漢犯罪防止キャンペーン

 受験シーズンを迎え、受験生が痴漢被害にあうケースが多いことから、県警や鉄道会社などは14日、被害防止を呼びかけるキャンペーンを行いました。

 JR大宮駅で行われたキャンペーンには、警察官やJR東日本の職員、さいたま市内の高校生などが参加しました。

 はじめに、橋本昭文生活安全部長が「受験会場に行くことを優先するあまり、痴漢にあっても届けをためらうケースがある。安心して受験会場に向かい、本来の力が発揮できるよう痴漢犯罪の予防と検挙対策を推進する」とあいさつしました。

 このあと、さいたま市観光大使の17代目さいたま小町河森明依さんと武田梨里さんの2人に痴漢撲滅広報アンバサダーの委嘱状が手渡され、2人が痴漢撲滅を宣言しました。

 参加者は、駅の利用者にカイロやティッシュ、缶バッジなどの啓発品を配り、痴漢防止を呼びかけました。

 県警は試験当日、制服の警察官のほか、私服警官を駅や電車内に配置し警戒態勢を強化します。

小学校で講演会 オリンピックの風を感じよう

 去年開催されたパリオリンピックなどに出場した競泳の小堀倭加選手が三芳町の小学校で講演し、夢を持つことの大切さを伝えました。

 三芳町立竹間沢小学校では、児童たちが日々夢に向かって楽しく学ぶためのヒントを得て欲しいとこの講演会を開催しました。

 小堀選手は、2020年東京オリンピックや、去年のパリオリンピックに競泳女子400メートル自由形の日本代表として出場。

 6歳の時に水泳に出会い、高校時代に競泳インターハイで優勝するなど活躍しましたが、思うように自己ベストが出せないスランプに陥った時期もあったことを明かしました。

 しかし「日本代表としてオリンピックに出場すること」を夢に掲げると意識が変化。夢を叶えるためには、「努力をすること」「やりきること」が大切だと気づき練習を継続したことが夢を叶えるために重要だったと訴えました。

 その後、児童からは「レースはどのような気持ちで泳いでいますか?」と質問を受けると、いつも明確なタイムを目標に掲げてレースに臨んでいるなどと答えていました。

事故後けが人残し立ち去った運転手の行方追う

 14日未明、川口市の市道で乗用車がガードレールに衝突し、後部座席に乗っていた男性が重傷を負いました。

 運転手は、男性を救護せず現場から立ち去っていて警察は、ひき逃げ事件として調べています。

 14日午前2時ごろ、川口市差間の市道で乗用車がガードレールに衝突する事故がありました。

 警察によりますと、この事故で乗用車の後部座席に乗っていた20代から40代くらいのアジア系外国籍とみられる男性が頭を強く打ち病院に運ばれましたが重傷です。

 運転手は、事故後、男性を救護せずに現場から逃走していて警察は、ひき逃げの疑いで運転手の行方を追っています。

 また、乗用車には、複数人が乗っていたと見られ、事故の後、外国籍の男性1人が現場付近の交番に出頭してきたということです。

 警察は、男性から話を聞くとともに当時の状況を調べています。