介護報酬を不正に受け取ったとして、県は南さつま市にある訪問介護事業所の指定を取り消すと発表しました。
今月31日付けで指定取り消しとなったのは、南さつま市にある「夕焼けこやけ」が運営する訪問介護事業です。
県によりますと、夕焼けこやけは2021年1月からおよそ2年間、「住宅型有料老人ホーム石蕗の里花瀬」の利用者に対し、訪問介護員の資格がない職員が提供したサービスを、「資格がある職員が提供した」と偽って、南さつま市などに介護報酬を請求していたということです。
去年3月、県に情報提供があり、発覚しました。不正請求額はあわせておよそ60万円にのぼるということです。
夕焼けこやけの代表は県の聞き取りに対し、「資格のない職員にサービスを提供するよう指示したこともなく、資格のある職員が虚偽の記録を作るようなこともしていない」と話しているということです。