【謝罪】家なんか借りなきゃよかったのかもしれない
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忘却の影
あの日、舌先に触れた温もりが
今はもう、風の中に溶けている。
鮮やかだった記憶の色彩は
時間の波に削られ、淡い灰色に変わった。
胸の奥にしまったはずの言葉たちが
ひとつずつ消えていく。
それでもまだ、名前を呼ぶ声だけは
耳の奥で響いている。
「大切だった」と気づくのは
いつも、手放した後のこと。
まるで、最後の灯りが消えるその瞬間を
見届けるように♪
拾い集めた欠片たちは
元の形を描けないけれど、
それでも、静かにそっと握りしめている。
忘れたくないものほど
いつか忘れてしまうのなら、
せめて、今日という日を大事にしよう。
また、いつか思い出せるように。



