「主犯」は誰なのか
検察は、そこで利用したのが吉羽の「現職の市議会議員」という肩書だという。
吉羽は自分も騙されていたと主張したものの、裁判官は判決のなかで、「被告や共犯者が行った説明は不合理にとどまらず相当にうさんくさい」「社会経験や政治経験のある被告が、うのみにしていたとは到底考えがたい」と、真っ向から否定した。
2つの事件は主犯を吉羽としており、そうした事件構図なら「自分も騙された」という吉羽の主張は通りにくい。だが、WAMに主犯がいてその人物が構図を描いたなら、事件はまったく別の様相を見せる。
筆者がこの事件にひっかかりを感じていたのはそこだった。実は、福岡県警と同時期に警視庁が別のWAM事件を捜査していたのである。筆者はその事件を取材しており、それが判決前に表面化した。
後編記事『【独自】「美人すぎる市議」が3億円詐欺で懲役10年…!吉羽美華が拘置所から「私も騙されていた」と主張し続けた驚きの相手』へ続く。
「週刊現代」2024年12月7・14日合併号より