笠原容疑者は“本命”じゃない マル暴と球界の関係…大物OBの名前も浮上

2016.05.01

顔を布で覆われ移送される笠原容疑者=29日午後、東京・羽田空港
顔を布で覆われ移送される笠原容疑者=29日午後、東京・羽田空港【拡大】

 プロ野球巨人の野球賭博問題で、警視庁組織犯罪対策4課が賭博開帳図利幇助(ほうじょ)の疑いで元投手の飲食店経営笠原将生容疑者(25)らを逮捕したが、識者は「捜査の本命はその後ろにいる暴力団」と断言する。暴力団との交際が指摘される大物OBの名前もささやかれており、“平成の黒い霧事件”をきっかけにウミを出し切れるかが焦点となる。

 賭博開帳図利容疑で逮捕された元飲食店経営者の斉藤聡容疑者(38)は、巨人の元選手以外に、一般の人も賭博に参加させていた疑いがあり、胴元として、賭け金の何割かを手数料として徴収していたとみられる。同課はこうした金が暴力団などに流れていなかったか調べている。

 笠原容疑者は、同様に賭博への関与が発覚した松本竜也元選手(23)らにルールを説明したり、賭けの申し込みを仲介したりしていたという。「証拠資料がそろった。ただの客ではなく、主催者側だと判断した」と捜査幹部は語る。

 「野球賭博は暴力団の専売特許だ。捜査当局の本命は、その後ろにいる暴力団であることは間違いない」と語るのはジャーナリストの須田慎一郎氏。

 「野球賭博は指定暴力団が取り仕切っているが、ハンデ師はハンデをつける上で、選手の調子や精神状態を含め、ありとあらゆる情報を恒常的に入手する必要がある。チームの内情を得るために、笠原容疑者を使おうとしていた可能性もある」と話す。

 日本野球機構(NPB)の野球賭博に関する調査では、全容解明の鍵を握る斉藤容疑者は協力を拒み続けた。処分軽減の可能性を示し「自主申告」を促す期間限定措置も実施したが、名乗り出た選手はおらず、調査が行き詰まっていたタイミングでの両容疑者の逮捕。今後は全体像の解明が当局の手に委ねられることになるなかで、球界と暴力団の関係が追及されるのか。

 前出の須田氏はこう指摘した。

 「昔は女性関係のトラブルの処理を暴力団に頼んだ縁から野球賭博への関与が取り沙汰された選手もいた。4番打者を務めた有名選手も賭博で名前が浮上している。そうしたOBにも今後、捜査のメスが入る可能性は否定できない」

 

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