野球賭博への関与で、日本野球機構(NPB)から無期失格処分を受けた3投手を解雇した巨人には、後始末が残っている。
球界のオフには、戦力外通告で選手を“整理”したことで空き番となった背番号の“シャッフル”が行われる。今オフの巨人では“良番”が埋まりそうだ。
16日の西武からFA権を行使した脇谷との入団交渉で、堤GMは背番号「2」を提示。「2番をつけていた選手が今年引退した。脇谷は内野のいろんなポジションができ打者としての力も残っている。いろんな穴を埋めてもらえると思っている」とし、今季まで「2」を背負っていた井端(1軍内野守備走塁コーチ)の後釜として、ユーティリティープレーヤーの役割に期待を寄せた。
今秋ドラフト1位の立命大右腕・桜井には、巨人では準エース番号ながら今季は内野手のフランシスコがつけていた「21」を提示。他の新入団選手の番号も続々と決まっている。一方、球団側が取り扱いに困っているのが、野球賭博で事実上の球界追放となった福田の「29」、松本竜の「41」、笠原の「63」だ。
球団関係者は「晴れてプロに入ってくる人に、イメージの悪い番号を『ハイ、どうぞ』というわけにいかないでしょ。外国人につけてもらうか、あるいは何年か寝かすか」と渋い顔だ。
「黒い霧事件」で1970年に永久追放となった西鉄・池永正明の「20」などのケースでも、翌年に背番号を引き継いだ選手はいなかった。
また、巨人は永久欠番が6つと12球団で最も多く、球団OBの松井秀喜氏の「55」も現在は事実上の欠番。原前監督の「88」もつけるには度胸が要る。ただでさえ少ない選択肢が、新たに出現した“忌み番号”でさらに狭められる事態だ。こちらの“マイナンバー”問題もすんなり解決できそうにない。 (笹森倫)