野球賭博問題の全容を解明するためには、完全に膿を出し切るまで徹底的に調査するしかない。
1969年に発覚し、西鉄ライオンズを震源に球界を揺るがした「黒い霧事件」では、八百長疑惑で永久追放選手も出て、賭博以上に深刻だった。チームメートのちょっとした動作がすべて疑わしくみえ信頼できなくなる。実に嫌な雰囲気だった。
巨人が今季の公式戦をしっかり戦うためにも、自ら血を流して事実を解明するしかないだろう。
また昨年、野球賭博問題が発覚した際、「スポーツ振興くじをプロ野球に拡大する構想が不可能になった」と嘆く人がいたが、とんでもないことだ。“黒い霧”の嫌な気分を味わった人間なら、導入する発想自体がありえないと感じるはず。過ちを繰り返さないよう永久に自戒するべきだ。