真庭出身・持徳さんデビュー半年 大学生シンガー・ソングライター

真庭市出身のシンガー・ソングライター持徳さん。「地元に愛される歌手になりたい」と意気込んでいる
真庭市出身のシンガー・ソングライター持徳さん。「地元に愛される歌手になりたい」と意気込んでいる
 デビューして半年を迎える真庭市出身の現役大学生シンガー・ソングライター持徳浩太さん(21)が、ミュージックビデオ(MV)の公開や岡山県内各地でのライブ出演で精力的に活動している。音域の広さとステージで物おじしない度胸が持ち味。「地域に愛され、地元に元気を与えられる歌手になりたい」と、同じ県北出身で人気ロックバンド「B'z」のボーカル稲葉浩志さん=津山市出身=を目標に飛躍を期している。

 3月に配信シングル「ever.」でデビューした。繊細な歌詞を優しいメロディーにのせた失恋ソング。〈想(おも)い 手放した春 蒼(あお)いままで〉〈冷めたワンルーム 残ってる香り〉などと別れた恋人を思い出してしまうもどかしさをつづる。MVは倉敷市の沙美海岸や酒津公園で撮影し、ユーチューブで公開中。持徳さんが寂しげな表情を浮かべながら澄んだ歌声を響かせる。

 デビュー以降、月1、2回のペースで商業施設や地域イベントのライブに出演。「緊張もするけど、新鮮な日々が楽しくて」と笑顔を見せる。創作の幅を広げようと2曲目はアップテンポで明るい曲を構想中だ。

 ステージに立つ魅力を知ったのは高校2年の時。一緒にカラオケに行った友人たちの勧めで文化祭で歌声を披露した。「拍手と歓声をもらった喜びが活動の原点」と振り返る。

 倉敷市内の大学に進学後、芸能事務所・ボイス(同市)に通って歌唱力を磨き、作詞作曲を学んだ。ボイスの須田峻輔社長(38)は「高低差のある曲を歌いこなせるのが魅力。謙虚で努力を惜しまない性格なので、今後の成長が楽しみ」と期待する。

 8月13、14日に津山市で開かれた稲葉さんの凱旋(がいせん)ソロライブでは、ボランティアスタッフとしてファンを歓迎するイベントをサポートした。チケットが入手できなかったファンも大勢集まり、地域全体が盛り上がる様子に、稲葉さんへの憧れを一層強くしたという。

 生まれ育った真庭市美甘地域は「自然豊かで人が温かくて大好き」。過疎が進む中山間地域でもあるが「全国で活躍できる実力を身に付け、いつか地元を熱気で包む凱旋ライブを開きたい」と思い描く。

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