リロくんのことを書き出したら140字に収まらない。
福岡市のマリンワールド海の中道で飼育されていたオスのラッコ、リロくんは、2025年1月4日、息を引き取った。17歳9ヶ月だった。
これまで何頭も訃報を聞いてきたけど、慣れるものではないな。ドキッとする。
リロくんにもう会えないと言われてもピンと来ないし、今でもまだ少し受け入れがたい気持ちがある。
亡くなった知らせを聞いたのは午後から勤務の日で、私はマクドへと向かう途中だった。
前日体調が急変したとのことで、それなりの覚悟はしていたが、やはり訃報は辛い。
泣きたかったけど涙が出なかった。
ツイッターを見過ぎて、ただでさえ減りが早いiPhone8のバッテリーが1%になった。
仕事中は繁忙期なので考える暇もなかったが、夜遅く帰宅したら「リロくんの年賀状」が届いていて、感極まってしまった。
その年賀状の送り主はリロくんの大ファンかつインフルエンサー。足しげくリロくんちに通っている。
去年も一昨年も年賀状を頂いて、毎年お返ししていたのに、郵便料金の値上げもあり今年は年賀状を用意するのを渋っていた。もちろんデザインもノープランだ。
しかし、よりによって1月4日にその年賀状が届いてしまった。年賀状はお返ししたいが、なんと返せば良いかわからない。 私より余程、訃報を聞いてショックに違いない。
迫られるような気持ちで、リロくんのことを思いながら、年賀状のデザインを拵えた。
ラッコの絵でサラッとかけるパターンが少ないので、とりあえず手つなぎラッコ。リロマナをイメージした。
葉書用紙にぶっつけ描きだ。この人のためだけに描き、もう郵便局に出したのでポストカードの販売とかはできない。
明けましておめでとうございます、と控えめに黒字で書いた。
そこからリロくんのことを書き始めて文章がめちゃくちゃ長くなってしまった。愛が重い。いや、この方のリロくんへの愛に比べたら私のなんて紙切れみたいなもんだろう。
描き上げて気づいたら1時過ぎてて、もう色々疲れてぐっすり眠った。
部屋に飾ってるマリンワールドのらっこ本。リロくんが表紙なので、目が合うと胸が痛む。
もうリロくんに会えないなんて。
そりゃそうだよな。生き物、しかも自分よりも寿命の短い存在を推している以上、別れの日が必ずやってくる。
ラッコの寿命は15年から20年といわれているけれど、水族館で飼育されているラッコの中には20歳を超えて生きたラッコたちも沢山いる。
パタさんにラスカさん、明日花ちゃんもラッキーも。
一方で、15歳までに亡くなった子も沢山いるし、何より出産から1年以内に亡くなる赤ちゃんが沢山いた。
リロくんが亡くなった17歳9ヶ月は、人間で言うと70代後半といったところだろうか。十分高齢ではあるな。
天寿を全うしたとも思うし、もう少し長生きしてほしかったなとも思う。
以下、リロくんへの感謝の言葉を書いてみる。
リロくんへ。
まずは、17年間お疲れ様でした。
アドベンチャーワールドから引っ越ししたり、マリンさんとペアになったり、マナちゃんとペアになったり、マナちゃんに先立たれたり…。
いろんなことを経験したラコ生だったと思う。
人間の都合でいろいろ振り回されたかもしれない。ごめんね。
最近は、福岡のスーパーかわいいアイドルラッコとしての活躍で、たくさんの人がファンになったよ。
生きてるだけで、みんなを幸せにしてくれた。
リロくんを通じて、ラッコという生き物に興味を持った人もたくさんいるよ。
ラッコの生態や習性、生息地、現状、生物多様性との関係…。
リロくんはただかわいいだけじゃなくて、こうした大事なことを学ぶきっかけを作ってくれたんだよ。
それはどっちでもいいって?…そうかもね。ただかわいいだけで、リロくんがリロくんであるだけで他に代え難い価値がある。
私はリロくんとマナちゃんがすごく仲良くしてるのを見て、やっぱりラッコにも個性があるし愛情表現の仕方も違うんだなと学んだよ。
本当に、リロくんはマナちゃんへの接し方が丁寧だったな(ホンマか?)。
マナちゃんもリロくんのことが大好きな相思相愛で、見ていて心が温まったよ。ふたりの大好き!って気持ちが伝わってきた。
マナちゃんがどうしてもリロくんに会いたくなって迎えに来たのかな。
お空の上でも、マナちゃんとラブラブでいてほしいな。
人間が会えないところに行ってしまうのは、やっぱり寂しいけど。
みんなを笑顔にさせてくれてありがとう。
大好きだよ。
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