公立高校の女子トイレに小型カメラ 盗撮目的か
去年12月、県内の公立高校の女子トイレに無断で小型のカメラが設置されていたことが県教育委員会への取材でわかりました。
盗撮の可能性があるということで、通報を受けた警察が詳しく調べています。
県教育委員会によりますと、先月21日、県内の公立高校で、補習を受けるために登校した生徒が女子トイレの個室に入った際、小型のカメラが設置されていることに気がついたということです。
見つかったカメラは撮影されたデータが本体には記録されず、転送される仕様のものとみられるということです。
生徒から報告を受けたあと、教員らが校内のすべてのトイレと更衣室を見回りましたが、同じ様な不審なカメラなどは発見されませんでした。
高校はその日のうちに警察に通報していて、県教育委員会は、カメラは盗撮の目的で設置された可能性があると見ています。
高校ではその後、校舎内を再点検したあとに全校集会を開いて生徒に経緯を説明していて、9日までに盗撮の被害などの報告は受けていないということです。
県教育委員会高校教育課は「生徒の安全を最優先に対応していく」とコメントしています。