大分市内のホテルなどで、実在する大学の客員教授を装って男性会社員から現金をだましとったとして12日、47歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不詳の派遣社員の男(47)です。男は去年2月、大分市内にあるホテルなどで、実在する大学の客員教授を装い、静岡県浜松市に住む男性会社員(当時61)から現金計5万円をだましとった疑いがもたれています。
警察によりますと、2人は数回会った程度でほぼ面識はなく、男は「1万円を貸してもらえませんか」と声をかけて現金を受け取りました。翌日には「お金を下ろせなくて困っており、あと4万円借りられますか。必ず返します」などとうそを言っていたということです。
被害にあった男性会社員が静岡県警に相談し、大分中央署が捜査を進めていました。
警察は認否を明らかにしておらず、詳しい経緯や余罪などについて調べています。