もしも、今回の問題を暗算できたら、あなたは高い計算力を持っているかもしれません。二桁×二桁の掛け算は計算機を使うか筆算で計算する人が多いと思いますが、暗算できるように練習しておくと便利ですね。
この計算を暗算できる人は大人でもなかなかいないので、大きなアドバンテージになること間違いなしですよ。
問題
次の計算をしなさい。
13×11
二桁どうしの掛け算は筆算で計算する人が多いかもしれませんが、今回は筆算なしで計算してみましょう。
解説
この問題の答えは「143」です。筆算をしないで計算するためには分配法則を利用します。
<分配法則>
・(a+b)×c=a×c+b×c
・a+(b×c)=a×b+a×c
この分配法則を利用するために、まずは13を「10と3」に分けて計算してみましょう。
13×11
=(10+3)×11
ここまで変形することができれば、分配法則に当てはめることができます。分配法則はその名の通り、11を「10と3」それぞれに分配するように掛ける計算方法です。
13×11
=(10+3)×11
=10×11+3×11
=110+33
=143
これで計算完了です。このくらいの計算なら、慣れれば暗算でもできるかもしれませんね。
今回は13を分解しましたが、もちろん11を分解しても計算できます。
13×11
=13×(10+1)
=13×10+13×1
=130+13
=143
どちらの場合でも、10と残りの数の足し算にすることで、計算しやすくなっています。
もっと大きい数を扱う場合には、10ではなく20や30、場合によっては25などと、残りの数を足し算する形にすると、楽に計算することができます。
まとめ
複雑な掛け算を筆算なしで計算するには、暗算方法に慣れる必要があります。当メディアでは、この他にも桁数の大きな数どうしの掛け算を出題していますので、繰り返し練習してみてくださいね!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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