WEST.はなぜ炎上したのか
おそらくこの炎上をきっかけに初めてグループを知った、芸能人が炎上していて草、のような人の方が多いであろう。
実際、まったくアイドルに興味のない友人もこの炎上だけは知っていた。
アイドルが結婚したから?匂わせをしたから?そう問いかけられてもピンと来ない。この炎上の本質は何なのか。1ファンの、非ロジカルで感情的な主観である。
結論から行くと内野的には「積み重ねていた違和感がこの件をきっかけに溢れた」という状態が正しいのかなと思う。WEST.にちょっとだけ夢を見すぎてしまっていた、「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」が今の心情に最も近い言語なのかな。
10周年が面白くなかった
昨年はデビュー10周年だったわけだが、低空飛行がずっと続く地獄であり、ずっと言えなかったがまじでおもんなかった。
・ライブ、フェス、イベント、映画、舞台等、現場の数が多すぎて追えない
・グッズ販売、CD・円盤の発売が明らかに社会人の財布の枠を超えている
・上記の割にすべてのコンテンツの質が低い
わらけてくる。以下地獄の吐き出しだから読みたい人だけ。
ライブ:回数多い、エモくない、おもんない、ここ数年のライブと何がどう違うん?
1年間で3回あった。全部微妙だった。
・アリーナツアー(3~6月 9会場33公演)
北海道オーラスに行ったが記憶がない。
選曲、衣装、構成、映像、どれをとっても及第点が出せなかった。ここ2~3年のライブとほぼ一緒。デビュー初期にやっていた「中間ん家物語」のキャラだけ登場させて全くおもんない即興コントに改悪していたのがマイナスポイント。淳子さんとともともは可愛かったありがとう。結果いい北海道観光旅行に帰した。
・ドームツアー(7~8月 3会場8公演)
東京ドームに行った。よかった部類ではある。最初からこれを出せ。
とはいえ演出は物語性が低く、セットや衣装にお金がかかっていない。
メンバーの緊張感やプロ意識が見られない。おふざけと魅せるところの緩急がなかった。初期~中期のWEST.を魅せる気概や救済が少なかった。
桐なんとか君の誕生日ゲネプロは面白かった。
あと10周年曲、好きじゃない。曲調も歌詞も冗長で何言いたいのかわからん。
・松竹座公演(12月 15公演)
これ、だれが喜ぶん?誰がどういう感じで…(cv末澤誠也)
松竹座とは、大阪にあるキャパ1,000人の劇場で、歴代関西男前グループがジュニア時代に下積みを重ねた、場所と響きだけでエモい聖域である。それを適当に消費するのがいやだなあと思って映画館での生配信をスルーした。
まずチケット地獄。ざっくり6万人いるファンのうち、1万5千人しか入れない。その救済として12/24・25の4公演を映画館で生配信した。
いや全部ずれてる。FCで生配信ならわかるが、クリスマス(平日)に映画館に行く労力よ。ほんで内容。松竹座でやるならエモさに振り切れよ。セトリはみたことあるやつばっか、なんで新コントが登場すんねんここで中間ん家やれや。これは円盤にはならないのね??次のCD特典かな。
フェス:突発の割にセトリ変わらずで行く気が失せた
たぶん何回かフェスに出てた。
2022の大阪メトロックだけ参加、あとは映像だけで様子をみていた勢だが、一生2022を超えられない、セトリが変わらない、いつどのフェスに出るかわからず急に申し込みしなくてはならないストレスから、行くメリットを感じられなかった。数曲だけライブでやらない良曲持ってくるのずるすぎだろ。
周年イベント:ファン全員参加できないってなんやねん
関西七色男大祭りは、普通にファン全員参加できるものだろうと高をくくっていたが、蓋を開けれ落選祭りだった。レポを見るに楽しそうではあったが、正直クオリティは低そうだった。SUPER EIGHTの十祭を知っちゃっているので、ホスピタリティの低さを目の当たりにした。
最も納得がいかなかったのがイベントグッズ。これが一番のブチギレポイントかもしれない。
2024年はアリーナ・ドームツアーで既にグッズを販売している。Jのグッズは他界隈と比べて良心的であり、ランダム商法を用いず多めに買っても3~5万で収まる。ところが今回だけ、すべてのグッズを買うと20万前後になるほどの量を販売してきた。しかも販売期間は11月~12月。前述のライブ・フェスの他、CD・DVDの販売もあり、財布は結構使っていた。ほんで全部絶妙にちょっとほしい。めちゃくちゃほしいかというと微妙。これが一番の不信感だった。
これにドームライブの円盤12月発売が追い打ちをかける。
何を急いでいるのか?そんなにWEST.ってお金ないんか?
WEST.を追っていて初めて値段を気にした。ひと昔前であれば、値段<ほしい気持ちだったのだが、購買欲をそそる物でもなく、WEST.に費やす財布の底が見えた。
君らの目にファンはどう映っているんだ?社会人として不信感を抱いた。
結局1つも買わなかった12月の自分、正しかったわよ。
WOWOWは最高だったなあ。選曲も演出も。
映画化だけは解せなかったけどね。
レギュラー番組:2つの差異
うんぴょこ:救いと、さみしさと。
不安の中今年5月にスタート、番組タイトルと演出がキモかったがまさかの良コンテンツに進化した。前進の「パパジャニWEST」「イキスギさん」からのスタッフの方々が、本気でWEST.の良さを引き出してくださっており、唯一の救いであった。イベントは、正直周年でなければ行っていたと思うがほんとにごめんなさいだけどファンからすると現場はお腹いっぱいだった。(まあ本来子供たちが参加できればいいよね)
いいグループだ、そう本気で思わせてくれたパパジャニを見事に昇華させてくれたと思う。だからもうちょっと見ていたかった。この世界線がバズることを祈っていた。でも番組タイトルは変えた方がいいと思う。
リア突:ちょっとおもしろいけどWEST.である必要はない。
海外ロケ番組になりだして早何年かな。低空ながらおもしろかったし勉強になる部分もあった。だがやはりWEST.である必要性が見当たらない。そして取れ高がないからなのか、ちょいちょい出てくるスタッフがまじでおもんない。TVerの再生数が念頭にあったためみていたけど、逆にそれがなければみなかった。
炎上後に思うWEST.というグループ
そんなこんなをつらつらと書いてきたが、WEST.はいいグループなんだよ。
ちゃんとおもしろい、ちゃんと喋れる、ちゃんと歌える、踊れる。
嵐とSUPER EIGHTの間をとれるような国民的アイドルグループになれると信じていた。これはわりかしファンの総意だと思う(クソデカ主語)。
この周年はまあ空回りしちゃったかな。YouTubeも100万人突破したし、知名度上がった。軍資金も溜まった。鬼スケジュールこなしてくれてありがとう。2025年は勝負の年だな!そう思っていた。
元旦婚はちょっと恐れていたけど通り抜けた。いつもどおり年賀状も来た。
今年もWEST.と過ごそう。そう思っていた矢先の出来事だった。
違和感の答え合わせ
友人と会う約束をしていた14時。FCメールが来た。
冷静に結婚か?と思い本人メッセージのよみづらい丸文字を読んだが何一つわからなかった。脱退か?いやわけわかんね、ええいとXを開いたら結婚だった。
WEST.は終わったんだ。
それが一番最初に思ったことだった。
そして昨年の違和感が急に答え合わせを始める。
「あ、10周年は資金回収の時間だったわけね。あとは余生なのね。」
おそらくチームWEST.はそうじゃないと答えるだろうし、そうじゃないところがあるのもわかっている。
それでもファンが主観的に総括すると、あまりにも、あまりにも残念なエンターテイメントの幕引きだった。
結婚が嫌なのか?
これは8割のファンがNoと答えるだろう。
桐山照史が父親にならない世界線is損失だ。アイドルしていなければ20歳くらいで結婚してた人だと思う。ほんでごめん、照史のファンは少ない。WEST.のダメージになることはない。病気もした。自分の幸せもつかんでくれ。誰かこのしごでき繊細人間をささえたってくれ、そう思っていたよ。
匂わせが嫌なのか?
どちらかというと照史ってこんな人が好きなんか?という桐山照史への不信感の方が強い。壁とかカーテンとかは、つじつま合わせのできない頭のわるい人たちだな、他の投稿から人間性が嫌な人だなあとは思った。
ただひとつ許せないのはオレンジの服&ええじゃないかポーズである。
これは確実に、何かしらの悪意がある。何かをアピールしたい。
「私をみてくれ」と。「WEST.」の「桐山照史」を通して。
直談判して、4→7にして、くさって、もがいて、成長して、今がある。
その10年を、このしょうもない自己顕示欲に使われて。
嫌だと思わない、言えない人なんだと、グループなんだと、そう思った。
そして今日もその自己顕示欲に消費され、笑いものになり、たくさんの君たちを思う人の時間を奪っている。それを黙認するWEST.を私は許容できなかった。
レジェンド先輩と何が違うのか?
今回引き合いに出されるあのレジェンドと比較したい。
レジェンド先輩はけっこう直接的、頻度も高く、芸術点(匂わせの捻り具合)も高かった。が公開する場所が「ファンクラブ限定」なところである。とってもグロい。こわい。だが全世界に公表する意図はそこまでなかったであろう。そして、大先輩の方から答え合わせをすることはできなかった。一人の限定的な暴走であると考察する。しらんけど。で、引退してから結婚してる。ファンがこれから先、レジェンド先輩に関わることはない。
翻ってこちらは、全世界に公開し続けている。デビュー曲のポーズを自身のYouTubeチャンネルに使っている。照史が出していなければなんでもない情報もある。実は照史と行ったゴルフよ、これは照史の家よ、うふふ、と投稿してても、照史からの情報がなければ答え合わせできなかった。芸術のない匂わせである。
なんだろうなあ、グループを守る気も、嫁を守る気も、自分を守る気も、全部感じない。ぜんぶ中途半端だ。クソだせえ。こんなグループを推していた自分が。
ありがとう後輩ちゃん
そんなこんなではあるが、昨年12月にFCを更新してしまい、次のアルバムとツアーくらいまでは薄目でみようかなと思っていた。ほんで昨日のリンゴさんと後輩ちゃんである。
恥ずかしい。お世話になっている方に。偉そうに先輩ぶってきた後輩ちゃんたちに。怒涛の〇万いいねついてんぞ。オタク以外に広まってんぞ。
アイドルを仕事として捉えるならば
後輩ちゃんの冷めた目から、自分がメンバーだったらどうするか考えた。
たぶん本人に詰め寄ってる。「そいつは本当にお前を大切にしているのか?」「別れるか辞めるかどっちかにしろ」「それができないなら自分が辞める」
IF ORが過ぎる話だが、仕事に影響やリスクがあることは確実ならば、社会人としてこのくらい真剣になると思う。自分なら。照史を思うなら。
KAMIGATA BOYZにも泥を塗った。今後の活動にザッピングが入る。
後輩に呆れられてんぞ、Youたち。
ここでオタク人格が成仏してしまった。仕事人としてリスペクトできないグループは応援できない。将来性がない。この人たちに自分の時間とお金を費やすのは、ここから先はもったいないと思う。
ああ見たかった!君たちが国民的アイドルになれるところ!
大好きだった。今も大好きだ。でもここから先は無理なんだ。
これまでもらったものはちゃんと自分の人生の糧になっている。
ありがとう、さようなら。
まじキメえなオタク。二度とやらないと誓う。
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