47市町村で成人式 多くの若者の門出を祝う

 13日の成人の日を前に、県内では、12日47の市町村で成人式が行われました。

 川越市でも「二十歳のつどい」が行われ多くの若者が新たな一歩を踏み出しました。

 ことしの成人式の対象となる新成人は、2004年の4月2日から2005年の4月1日生まれで、県内では去年より135人少ない7万119人となっています。

 ウェスタ川越で開かれた川越市の「二十歳のつどい」には、このうち、およそ2400人の新成人が参加しました。

 会場では、はじめに川越市出身の浦和レッズレディースの塩越柚歩選手などのビデオメッセージが流されました。

 その後、川越市の川合善明市長が、「皆さんの未来は皆さん自身が描きつくりあげます。夢を決してあきらめず、新しいことに挑戦する勇気こそが次の時代をつくる鍵となります」とエールを送りました。

 続いて新成人を代表して、関根英瑠麻さんが、「僕たちは江戸っ子ならぬ小江戸っ子。小江戸っ子魂で、これから先の人生、どんな状況下においても誠実に前を向いて生きていくことを誓います」と誓いの言葉を述べました。

 13日の成人の日には、さいたま市や蕨市など残る16の市と町で成人式が行われます。

さいたま市 街角に箏の音色響く

 日本の伝統的な音楽を楽しむイベントが、さいたま市内で開かれ、街角に箏・尺八の音色が響き渡りました。

 JR浦和駅前のコルソ1階自由通路で開かれたイベントは、日本古来の楽器、箏・尺八・三味線による伝統音楽の伝承や普及のために活動する「埼玉県三曲協会」が開いたものです。

 三曲とは、箏、尺八、三味線のことで、12日は、協会で箏を習う小中学生や、所属するプロの演奏者らが、「さくらさくら」など8曲を演奏しました。

 またお正月の定番である「春の海」を、箏と尺八のプロ演奏者2人が披露しました。

 通りかかった人は、足を止めて、響き渡る箏と尺八の音色を楽しんでいました。