家族らの高齢者虐待 昨年度の相談・通報は過去最多
高齢者が家族などから虐待を受けたとして、県内の自治体に相談や通報があったのは、昨年度の1年間で1900件余りで、過去最多となったことが分かりました。
県によりますと、高齢者が家族などから虐待を受けたとして、県内の自治体に相談や通報があったのは、昨年度の1年間で1952件で、これまでで最も多かった一昨年度を39件上回りました。
虐待を受けたうち、74.6パーセントは女性です。虐待をしたのは、▼息子が36.3パーセントと最も多く、次いで▼夫が25.8パーセントでした。
相談や通報をしたのは、▼警察が42.2パーセント、次いで▼介護支援専門員などが19.5パーセントとなっています。
県は、高齢者をはじめ、児童や障害者に対する虐待の通報を電話で受け付けるダイヤル「#7171」を設けています。
「#7171」は24時間365日対応していて、県は虐待の疑いがある場合などは迷わず連絡してほしいと呼びかけています。