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井上英介の喫水線

物事の「喫水線」やその下にも目をこらしつつ、日本のいまを地方から眺めたい――。井上英介記者のコラムです。

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井上英介の喫水線

被災者を背後から撃つ者

地面から露出する土管。男性は私に画像を見せながら、復興の遅れを訴えた=金沢市内で2024年12月14日、井上英介撮影

 半年ほど前、能登半島地震に遭われた本コラムの愛読者から「能登は見放されている」という声が寄せられた。それが胸に刺さって抜けず、昨年12月、石川県の輪島、珠洲を訪ねた。

 電柱が傾き、手つかずの倒壊家屋が半ば道をふさぐ光景を各所で見た。お世辞にも復興が順調とは言い難い。地理的、物理的な難しさもあろうが、国の支援の量と質が問われている。

 だが、ここで復興の進捗(しんちょく)度を論じるつもりはない。

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