タイとミャンマー、ラオスの国境が交わる「ゴールデン・トライアングル」(黄金の三角地帯)に、ラオス政府が中国企業と共同で整備を進める「金三角経済特区」がある。特区は中国語であふれ、人民元が流通し、カジノで中国人客が大金を賭ける。1月中旬、人身売買や詐欺の拠点とも指摘される特区を訪れた。(ラオス北部ボケオ県で、藤川大樹、写真も)
◆まるで中国都市 唐人街・高層コンドにあふれる中国人
タイ・チェンライ県チェンセンの船乗り場からボートに乗り、茶色く濁ったメコン川を上っていく。対岸に巨大なビル群が現れ、10分足らずで特区に着いた。
特区はまるで中国の地方都市のような雰囲気だ。中国寺院や中国様式の商店が立ち並ぶ「唐人街」があり、住民の大半が中国人だという。建設中の高層コンドミニアムも目についた。一方、道路清掃や建設工事などの労働者はミャンマー人などが多いとみられ、頰に、ミャンマー伝統の化粧品「タナカ」の黄土色がある女性も見かけた。
◆客は「虎」か「竜」のどちらかに賭け
特区の中心にあるのが、香港に拠点を置く「キングス・ロマン・グループ」が運営するカジノだ。駐車場には中国雲南省や広東省ナンバーの乗用車もあった。入り口ではエックス線による手荷物検査が行われ、帽子を脱ぐように促された。写真撮影は禁止だった。
内部ではカードゲームやルーレット、スロットなどが楽しめ、中国人とみられる客でにぎわう。ブランド服に身...
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