親鸞の弟子の唯円(ゆいえん)が、親鸞の言葉を書きとめた仏教書が『歎異抄』です。明治学院大学名誉教授の高橋源一郎さんは、今回、独自の視点で翻訳をすすめました。一人称で語る唯円を「僕」と表現し、年齢の設定も14歳にしたといいます。こうして弟子が親鸞に対して抱く憧れや愛を、分かりやすく表現したのです。第2回は、「アミダのお誓い」や「ジゴクこそわたしにふさわしい場所」など新たな『歎異抄』の魅力を語ります。
親鸞や法然は、念仏「南無阿弥陀仏」を唱えることを信仰の中心に据えました。しかし、『歎異抄』の中では、親鸞は「自分の父親や母親を供養するためにネンブツを唱えたことは一度もない」「ネンブツは、直接誰かを助けたり救うことはできない」と語っています。明治学院大学名誉教授の高橋源一郎さんはこれこそが「祈り」の本質があるといいます。第3回は『歎異抄』の翻訳から、念仏がいかに重要視されているかを読み解きます。
第1回「親鸞の時代」では明治学院大学名誉教授の高橋源一郎さんが、親鸞が生きた時代背景について語ります。源平の争乱や飢饉による末法の世に親鸞は活躍しました。「歎異抄」は弟子の唯円(ゆいえん)が親鸞の言葉を書きとめた仏教書で、混迷の時代を生き抜くための知恵が詰まっているといいます。なぜ今この本が現代人にうけるのか?親鸞の師、法然が説いた「専修念仏」や親鸞が行きついた「非僧非俗」などをもとに解説します。
この番組では、時事的なニュース及び科学・医療分野などで話題になっているタイムリーなテーマを随時選び、1回の放送につき60分にわたりその道の第一人者にじっくりとお話を伺っていきます。
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