Operaブラウザーを使わない理由と推奨しない理由
かつては革新的なブラウザとして高い評価を得ていたOperaですが、現在では状況が大きく変化しています。
この記事では、Operaブラウザの現状と問題点を詳しく解説し、より安全なブラウザの選び方についてお伝えします。本記事の内容はOpera GXについても同じことが言えます。
Operaブラウザの転換点
Operaは1990年代から開発されてきた老舗ブラウザで、独自エンジン「Presto」を使用していた時代には、タブブラウジングやマウスジェスチャーなど、現在では当たり前となった多くの革新的な機能を生み出してきました。
しかし、2013年にChromiumベースへの移行を決定し、2016年には中国企業に買収されるなど、大きな転換期を迎えます。これらの変更が、現在のOperaが抱える様々な問題の始まりとなりました。
1. セキュリティとプライバシーの深刻な問題
特に懸念されているのが、以下のプライバシー関連の問題です。
収集データの範囲が広く、保管場所が不明確
第三者との情報共有に関する説明不足
関連企業による不正ローンアプリ問題の発覚
特にケニアなどのアフリカ諸国で発覚した不正ローンアプリの問題は深刻です。ユーザーの連絡先情報の不正収集や、支払い遅延者への脅迫的なメッセージ送信といった行為が報告されており、企業グループ全体の信頼性に大きな疑問が投げかけられています。
(詳細は下記を参照)
2. 機能面での競争力低下
2013年のChromiumベース移行により、Operaは他のブラウザとの差別化が困難になりました。内蔵の広告ブロック機能や無料VPN、SNS統合機能などを提供していますが、これらは他のブラウザでも拡張機能として実現可能です。
さらに問題なのは、Chrome拡張機能との完全な互換性がないことです。Chromiumベースでありながら、一部の拡張機能が正常に動作しないケースが報告されています。
3. 問題のある開発方針
近年のOperaの開発方針には、大きな問題が見られます。
Web3、仮想通貨、NFTなどのトレンド技術への過度な注力
Opera NeonやOpera Crypto Browserなど、短命に終わるプロジェクトの続出
基本的なセキュリティアップデートやバグ修正の遅延
新機能の追加を急ぐあまり、基本的な部分が疎かになっている印象は否めません。
4. 市場での支持率は低い
Operaの市場シェアは、2024年時点で世界全体のデスクトップブラウザ市場で約2.43%です。
信頼性の低下、独自性の喪失、収益優先の開発姿勢から、あまり高くは支持されていません。GoogleやMicrosoftのような大企業の支援がないことも、開発やサポート体制の弱さにつながっています。
ユーザーからは、中国企業による買収後、プライバシーやセキュリティに対する懸念が増えたという意見が多くみられます。
5. より安全な代替ブラウザの選択肢
現在、以下のブラウザがより信頼性の高い選択肢として推奨されています。
Google Chrome
とりあえず
Mozilla Firefox
フリーかつオープンソース。プライバシー重視の設計と高い透明性。
Brave
魅力的な広告ブロックと仮想通貨「BAT」を獲得できるリワードシステム。
Vivaldi
カスタマイズ性と機能性に特化したブラウザ。
(念のため・・・)
Arc、Sleipnir 6、Floorp、ZENなどのブラウザーもありますが、上記に紹介したものと比べて情報が少ないため、あえて載せていません。またブラウザーをまとめて紹介する記事を書くつもりです。
まとめ
Operaブラウザは、かつての革新性を失い、現在では多くの課題を抱えています。セキュリティとプライバシーへの懸念、機能面での競争力低下、問題のある開発姿勢など、特に個人情報の取り扱いに敏感な方や、ブラウザの安定性を重視する方には推奨できない選択肢となっています。
<参考文献>


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