#仮面ライダーよもやま話
『仮面ライダークウガ』
本作品には従来の特撮ヒーロー番組にはなかった
新たな試みが随所に見られる。
身近な恐怖を演出するための現実感と、
特撮ヒーロー番組にありがちだった矛盾点を
解消させるための整合性を重視し、
❶「グロンギ族は独自の言語と文化を持つ」
❷「クウガと警察が協力する」
❸「技名を叫ばない」などの設定が生まれた。
作劇においては、従来ではスポットの
当たりにくかった
❶「回を追うごとの周囲の人々の変化」や
❷「社会におけるヒーローと悪の存在の認知の過程」
が描かれるなど、ヒーロードラマの視点だけ
ではなく、一般ドラマの視点も重視している。
このため、1話30分以内では1エピソードを
満足に描き切れないということで、
基本的に前後編の「2話で1エピソード」
というスタイルを取っている。
このスタイルは以降のシリーズ作品にも
引き継がれた。