兵庫県の斎藤元彦知事ら県幹部を誹謗(ひぼう)中傷する虚偽の文書を作成し流布したとして、県は27日、西播磨県民局長の男性職員(60)を解任した。男性職員は31日付で退職予定だったが、退職を認めずに27日付で総務部付とした。県は今後、懲戒処分などを検討する。斎藤氏は「事実無根の内容が含まれている」とし、被害届の提出を検討している。
県などによると、男性職員は勤務中に職場のパソコンを使い文書を作成。文書は一部の報道機関に送られるなどした。
斎藤氏が初当選した令和3年の知事選をめぐり、県職員4人の名前を挙げ、知人らに投票依頼する事前運動をしたなどとし、「そのときの論功行賞で、この4人はそれまでの人事のルール無視でトントン拍子に昇任」などと書かれていた。
県は23日までに文書の内容を把握し、男性職員に聞き取り調査をしたところ、作成を認めたという。斎藤氏は27日の定例会見で「(文書には)事実無根の内容が含まれており、県民局長としてふさわしくない行為をした。退職を保留して調査し、しかるべき対応をしたい」と語り、県警への被害届提出を検討していることも明らかにした。