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「皆がラジオを求めていた」メディアと文化、激動の100年 名古屋が紡いだ「声」の歴史

2025年1月9日 05時10分 (1月9日 07時54分更新)

 激動の昭和が始まって100年、第2次世界大戦が終わって80年。この国の文化や芸能は、どう移ろってきたのか。2025年は、この時代の文化芸能に焦点を当てたい。第1弾は放送。日本でラジオ放送が始まった1925年から、テレビ、インターネット配信と歩んできた歴史を振り返る。

1925年7月15日の名古屋放送局開局を伝える名古屋新聞と新愛知新聞(いずれも中日新聞の前身の一つ)の紙面

 「聲(こえ)ばかりの祝辞やら挨拶やら」「勝手ちがひな儀式の珍談をのこした」
 今から100年前の名古屋新聞(中日新聞の前身の一つ)夕刊に、こんな文が載っている。見出しは「一から十まで聲だけの式」。1925年7月15日にあった名古屋放送局(後のNHK名古屋放送局)の開局式を紹介する記事だ。
 名古屋に初めて、ラジオの音声が響いたこの日...

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