長野県安曇野市、文化財を観光活用へ 民間から提案募集
長野県安曇野市は市内の古民家「等々力家」の観光施設としての活用法を民間事業者から募集する。等々力家は江戸時代に松本城主の狩猟休憩場として利用され、「長屋門」は市の文化財に指定されている。一般公開されてきたが、所有者の死去を受け2018年から休館していた。民間のアイデアを活用した観光誘客に取り組みつつ、収益を維持管理や設備投資に充て文化財保護にもつなげる。
提案者に対して随意契約方式で事業委託する手法を想定している。費用は提案者の自己資金や借り入れでまかなうだけでなく、公的資金を投入する方法も提案できる。市観光課は「民間が参入しやすいよう、市で建物の取得や改修などの初期費用を負担することを念頭に幅広い提案を受け付ける」と説明する。
提案内容については「歴史的・文化的な価値の継承」「まちの魅力や価値向上」など要件を設けているが、具体的な業種は想定していないという。2月3日まで提案書を受け付け、3月上旬には審査を終える予定。提案者と市が事業開始時期や期間などについて協議した上で、市議会で必要な予算を可決した後に契約を結ぶ予定だ。