リニューアルされたサイゼリヤのペペロンチーノを食べてみた話
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001416.pdf
私の大好きなサイゼリヤのペペロンチーノが、10月にリニューアルされました。サイゼに行ったら主食はペペロンチーノしか注文しない程度には愛しているメニューなのですが、リニューアルしてから2回ほど実食し感じたことは、このメニューは私にとって史上初、「フォークとお箸で食べるペペロンチーノかもしれない」ということです。
それってどういうこと???
◆リニューアル前との相違点
①ニンニクがみじん切り状から輪切り状に変更。これにより、いままでパスタ全体に行き渡っていたニンニクにムラが生まれ、良くも悪くもニンニクを口に含むときと含まない時の風味の差が顕著に。口に含んだ際のニンニク臭のパンチ力は凄まじいものがあります。
②唐辛子がフレーク状から丸々1本を添える形に変更。これにより、パスタ本体の辛味はかなりマイルド(ともすれば感じないくらい)になりました。
リニューアル前のような辛味が欲しければ、添えられている唐辛子をチビチビ齧りつつパスタを食べることになります。
(他にも味付けの部分で細かい変更点はあるかもですが、私には明確に感じ取れなかったため割愛とします…)
これらの変更によってニンニクと唐辛子の分離感が増したことで、パスタ本体としての味はリニューアル前に比べて優しめのアーリオ・オーリオ風に近づき、より万人向けのメニューになったかな、という印象です。
◆前の方が好みかも…?
正直、初回の実食時点では「リニューアル前より味が落ちたか?」という感想でした。理由としては、その時は付け合わせの唐辛子を飾りだと思い込んで手をつけていなかったため、ニンニクと辛味とのバランスを重視したい私の理想に比べ、あまりにもニンニク偏重過ぎると感じてしまったからです。
しかしこれは早合点で、後日冷静になって再び注文し、唐辛子と食べ合わせることを試した私は考えを改めます。そこには確かに、リニューアル前の味の面影があったのです。また、食べ方の工夫(例えばニンニクと唐辛子をよけてしまう等)によっては、過度なニンニクの香りや唐辛子の辛味が苦手な人でも食べることができますし、気分によってもアレンジできる柔軟性もありそうです。
これは推察に過ぎないのですが、今までのメニューから「アーリオ・オーリオ」が無くなったことも考慮すると、ペペロンチーノ側の食べ方の自由度を拡張することで、当該メニューとの統合を図った結果なのではないかと思います。
「ペペロンチーノ」が「唐辛子」を意味しているように、そういった味を期待して注文している人にとってはパンチが足りないかもしれませんので、思い切って付け合わせの唐辛子を齧ってみましょう!
でもここで、どうしても気になる点がひとつ。
◆唐辛子、どう食べればいいの問題
冒頭の一文に戻るのですが、フォークを使って食べていると、付け合わせの唐辛子が絶望的に食べにくいのです…。
上手くフォークの歯の間に唐辛子を挟み、バランスを取って持ち上げ、口に運び、チビチビ齧る。こんなことを毎回やらなければならないとなれば、もはや唐辛子は片一方の手で手掴みするか、あるいは逐一フォークとお箸を持ち替えて食べる他無い。これ、私が不器用なだけでしょうか…?
一時期、サイゼには「唐辛子フレーク」という便利アイテムがあったのですが、最近は見かけないので、廃止されてしまったのでしょうか?これがあればだいぶ話は違うのですが。
これについての解決策は未だ見出せていません。インターネットの諸サイゼニキ&ネキにおかれましては、是非ともアドバイスを頂けますれば幸いです。
ともかく、一時は今までとの味の違いにちょっと落ち込んでしまった私ですが、色々と考察していく中で、これからもサイゼに通えそうだと思い直すことができました。フォークとお箸の両刀使いも、今のところはやぶさかではありません。
末筆ですが、私の敬愛するとある方の名言を引用させていただき、筆を置きたいと思います。
──「サイゼリヤでもいい」んじゃなくて、「サイゼリヤ"が"いい」んやろ!
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