中国地震局によりますと、現地時間の7日午前9時5分ごろ、日本時間の午前10時5分ごろチベット自治区のシガツェ市ティンリ県を震源とするマグニチュード6.8の地震がありました。
震源の深さは10キロと推定されています。
中国国営の新華社通信によりますと、この地震でこれまでに95人が死亡し、130人がけがをしたということです。
また、1000棟あまりの家屋で被害が出ていると伝えていて、現地からの映像にはレンガ造りとみられる家屋の一部が大きく崩れているのが確認できます。
中国 チベット自治区で地震 95人死亡 家屋被害1000棟以上
中国地震局によりますと、7日午前、チベット自治区のネパールとの国境近くでマグニチュード6.8の地震があり、国営メディアはこれまでに95人が死亡し、1000棟あまりの家屋で被害が出ていると伝えています。
震源のティンリ県は2021年の時点で人口がおよそ6万人で、隣国のネパールと国境を接し、中国メディアによりますと震源近くの標高は4000メートルあまりです。
世界最高峰のエベレストを望む観光地としても知られ、ホテルや飲食店などが整備されていますが、中国メディアによりますと地震の影響で観光エリアは閉鎖されたということです。
現地には地元の消防や中国政府の災害対応チームのほか軍の兵士も派遣され、被害状況の確認が続いています。
地震を受けて習近平国家主席は全力で捜索と救助に当たり、救援物資を速やかに調達するよう指示しました。
隣国のネパールでは2015年4月にマグニチュード7.8の大地震が起き、およそ9000人が犠牲になっています。
スーパーの店内 人々が逃げる様子
また、中国中央テレビは、現地の消防からの提供映像として地震が発生した当時の監視カメラの映像を伝えました。
詳しい場所は不明ですが、スーパーマーケットとみられる場所で、揺れが発生するとともに棚からおもちゃなどが次々と落下し、人々が走って逃げる様子が写っています。
このほか、天井からつり下がった大きなシャンデリアがゆっくりと左右に揺れている映像も伝えています。
震源周辺は停電 コンビニは商品散乱
震源から30キロほどのところに位置するティンリ県の市街地にある宿泊施設のオーナーによりますと、現地時間の午前8時ごろに、小さな揺れを感じたあと、午前9時すぎになって大きな揺れがあったということです。
揺れのあと、停電が起き、オーナーと10人ほどいた宿泊者はすぐに屋外に避難したとしています。この宿泊施設のオーナーが撮影した近くのコンビニエンスストアの写真からは棚から商品が床に落ちて散乱している様子がわかります。現在、警察などが、周辺の建物を1軒ずつ訪ねて、被害の状況を確認しているということです。
また、震源から60キロほど離れた場所にあるレストランの店員によりますと、大きな揺れで皿などの食器が次々と床に落下して割れたということです。現在はレストランの外に出て空き地に避難しているということです。
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