今回は、生成AIの代表「ChatGPT」や、職場のWindowsPCで使える「Microsoft Copilot」(以下、本連載ではCopilot)の特徴と使い方、使用上の注意点について取り上げます。
ChatGPTは、OpenAI社が開発した生成AIです。昨年、その回答の正確さから大きな注目を集めました。特に創作活動が得意で、文章の作成やプログラミングなど、人間が何時間もかける作業を10秒足らずで行うことができます。ChatGPTには無料版と有料版があり、無料版は非常に高速で回答を生成してくれます。一方で、有料版はより賢く、こちらの意図をくんだ回答ができるほか、WordやExcel、PDFファイルを読み取ってやりとりをしたり、画像を生成したりすることも可能です。
一方、Copilotは、職場のPCで使用されることが多いWindowsに標準搭載されている生成AIです。皆さんがインターネットをする際に使用するブラウザ「Microsoft Edge」を開き、右上にある青いアイコン(図1)をクリックすることで使用できます。ChatGPTの有料版と同等の賢さをもち、画像生成や最新の情報に基づく回答が可能です。
以上が、簡単なChatGPTとCopilotの特徴です。それぞれの自治体によって利用可能なものが異なるため、自治体の方針に従って使用してください。また、どちらもスマホアプリがリリースされているので、まずはスマホで試してみるのもお勧めです。
生成AIの使い方はとても簡単で、LINEなどのメッセージアプリのように、入力欄に指示文(プロンプト)を入力するだけで使えます。例えば、ChatGPTに「あなたは小学校教師です。あなたが担任することになった小学4年生の子どもに向けて、4月最初の学級通信の文を作成してください」と入力します。すると、数秒で学級通信のたたき台となる文を作成してくれます(図2)。
生成AIを使用する際に注意すべき点として、個人情報やプライバシー関連情報の入力を避ける、AIの回答は批判的に受け止める、保護者の許可なしに子どもに使わせないといった点があります。詳細は、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」をご覧ください。
「使用方法は分かった。それで、具体的にどんな使い方があるの?」という方に向けて、次回からは具体的な活用方法を紹介していきます。
地方の小さな県の教育改革に、全国から熱い視線が向けられている。独自に小学校での25人学級を推進してきた山梨県では、その効果を踏まえ、2026年度までに小学校全学年で25人学級を実現させる見通しだ。それだけでなく、23年度から始まった「文書半減プロジェクト」では、県教委から学校現場に送る文書を精選し、必要なもの以外は送付しないようにすることで、学校の働き方改革に寄与している。こうした取り組みを進めているのが、降籏友宏教育長だ。なぜ山梨県はこれらの改革を着実に前へと進められるのか。そこには、「降籏流」とも言えるような共感を伴うリーダーシップが見え隠れする。
これからの教師の学びの姿は「児童生徒の学びの相似形である」と、中教審答申が指摘してから2年がたつ。児童生徒に対しては「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて学校現場が動き始めているのに、教師の研修は研修担当者による講義を中心とした一方向的な学びにとどまっているのではないか。そうした問題意識から、独立行政法人教職員支援機構(NITS)は、新たな研修観を提示する「探究型研修」の開発を進めている。2年間の研修プログラムでは、学校管理職とミドルリーダーの教員がペアを組み、「あなたの学校は何のためにあるのか」という根本的なテーマについて、じっくりと探究していく。こうした探究型研修の狙いについて、担当する同機構の堀内貴臣氏は「教師自身の価値観や在り方が問い直されるような研修を目指している」と述べ、研修観の転換を印象付けた。
学校現場での生成AIの利活用が進む中、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議」が、学校での生成AI利用に関するガイドラインの改訂版を取りまとめた。生成AIはすでにさまざまなサービスに組み込まれるようになっており、それは、子どもの学習コンテンツも例外ではない。特に授業で最も身近なコンテンツである教科書を発行する出版社も、生成AIを使ったさまざまなコンテンツ開発に乗り出している。学校現場では今後、デジタル教科書の普及も見込まれる。デジタル教科書に生成AIを使った多様なコンテンツが組み込まれる日も近いかもしれない。
部活動改革を進めたことで学校全体が変わったと語るのは、聖学院中学校・高校の日野田昌士教頭だ。インタビューの最終回では日野田教頭に、新たな発想で進めた改革の成果や今後の展望を聞いた。
最近、筆者が住む東京・高田馬場周辺では中国人が急増している。喫茶店に入ると、中国語を話す人の数が異常に多くなっている。彼らは日本の大学に入学するために、予備校や語学学校に通っている。筆者の知り合いにも中国人家族がいる。子供は小学2年生で、半年前から高田馬場にある小学校に通っている。家族が日本に移住することを決めた理由の一つが、子供の教育にあった。中国の受験競争は壮絶を極めている。小学校から受験準備に追われ、課外活動など行う時間は全くない。両親は子供の将来を考え、日本で子供を教育する道を選んだ。子供は現在、地域の柔道教室に通っている。
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