第12回「だめライフ」急速拡大中、全国各地に謎の愛好会 鍋会に行ってみた

定塚遼
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連載「1995年からの現在知」

 「『ワセだめ』です」「あれ、『トウだめ』はきょう来るんだっけ?」――。12月初旬、東京のとある駅前の広場に、「だめ」を名乗る若者たちが現れる。「ワセ」は早稲田、「トウ」は東大。この2年余り、各大学で急速に広がっている「だめライフ愛好会」の人たちだ。

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 はてさて、「だめライフ」とはいったいなんだ。

 創始者がいると聞き、11月末にSNSのダイレクトメッセージで連絡を取った。

創始者の若者は言う「ネットよりリアルが大事」

 喫茶店で待ち合わせをすると、時間からきっかり10分遅れて、山田さん(仮名)はやってきた。調べると、彼はネットメディアでも取り上げられたことがあるが、その記事にもしっかり遅刻してきたと書かれている。「だめ」であることに、マジメなのだろうか。

 「お疲れ様です」。丁寧にあいさつしたあと、朴訥(ぼくとつ)とした口調で、身の上を語り出す。

 小さいころから、遅刻や忘れ…

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この記事を書いた人
定塚遼
文化部|企画など
専門・関心分野
音楽など文化全般。生きづらい人を減らす取り組み
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    綿野恵太
    (文筆家)
    2025年1月6日12時6分 投稿
    【視点】

    こういう運動、というか、活動にはシンパシーを覚える人間ですが、インターネットのSNSや駅前の路上や公園といったキャンパス外に活動の場が広がっているのが、とてもいまふうだな、と感じました。かつてこういう活動ができた学生寮やサークル棟は、大学の

    …続きを読む

連載1995年からの現在知(全16回)

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