「XPS」は消滅へ。Dellがブランドを大幅刷新

新たなDellブランドへと製品を統合

　Dellは6日(米国時間)、ノートおよびデスクトップPCの各種ブランドを刷新し、「Dell」ブランドへと刷新すると発表した。これに伴い、「XPS」をはじめとする製品ラインは新たなDellブランドへと統合される。なお、ゲーミングのAlienwareブランドは継続して展開される。

　新たなDellブランドでは、XPSやInspironといった計8種類の製品ラインを3種類へと単純化。一般ユースや学校/仕事での利用に向けた「Dell」、プロフェッショナルグレードの「Dell Pro」、最大限のパフォーマンスを実現する「Dell Pro」へと統合/刷新する。

　これに加えて各製品ラインにおいて、ベースモデルの「Base」(製品名は無印で表記)、メインモデルの「Plus」、上位モデルの「Premium」の3つのティアを設定。製品ラインとティアの組みあわせによって、製品の立ち位置が分かる構造となった。

各製品ラインで3つのティアが設けられる

　新旧の製品ラインの対応関係は例として、XPSがDell Premium、Inspiron PlusがDell Plus、InspironがDell、LatitudeがDell Pro(全ティア)、PrecisionがDell Pro Max(全ティア)に相当するとしている。

　また、今後モニターやアクセサリ、サービスなどについても、新たな製品ラインへと順次統合していく予定だという。

　PCの購入においては、ブランドやモデル、フォームファクタなど考慮すべき要素が多い。同社のこれまでの製品においても、製品ラインが多様であったり、名称が分かりにくかったりしたことで、ユーザーが製品を選ぶ際に困惑してしまう場面が少なくなかったという。

　今回ブランドを統合/刷新し、3つの製品ラインと3つのティアに絞り込んだことで、ユーザーがニーズにあったデバイスを選びやすくなると説明している。