2014年 | 入社 宮崎支局に配属 警察、裁判、スポーツなどを担当 |
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2015年 | ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会に出場する日本代表の宮崎合宿を取材 行政担当時は、野生のアザラシが海に出現したと聞いて3時間以上「張り込み」したことも |
2017年 | 大分支局に異動 警察、裁判、スポーツなどを担当 |
2019年 | ラグビーW杯日本大会では、大分支局員として大分で開催された5試合を取材 |
2020年 | 東京本社 運動部に異動 新型コロナウイルス禍で最高学年を迎えた学生スポーツ選手に思いを聞く「最後の1年」企画などを取材 担当競技はラグビー、サッカーなど |
一般紙のスポーツ記者ならではの強みとやりがい。支局経験を生かし多様な角度からの取材を。
一般紙だからこそ書けるスポーツ記事とは何なのか。運動部に所属して日々考えさせられていることです。スポーツはスポーツ新聞など競合他社が多く、フリーライターを含めてさまざまな記事が即座にウェブサイトに出てきます。一般紙がスポーツを取り上げる強みは、支局時代を含むさまざまな経験を生かして多様な角度から競技を取材できることだと思います。
支局では、警察や司法、行政、災害、選挙など、あらゆる分野を取材します。私も支局時代はスポーツだけでなく、「玉音放送後に飛び立った特攻隊」など平和報道にも力を入れて取材しました。今何が起きているのか、社会的に関心が持たれていることは何かなど、自然と「ニュース」に対して敏感になっていきます。
こうした支局での経験はスポーツ現場でも役立つと思います。社会問題とのつながりなど、競技だけにとどまらない視点で記事を書くことで、普段はスポーツに関心がない人の目にも留まりやすくなります。2023年は私の担当競技でワールドカップ(W杯)がありました。ラグビーW杯では、海外にルーツを持つ日本代表選手の取材を通じ、「共生社会」について考えるきっかけになることを願って記事を書きました。サッカー女子W杯では、出場選手が訴える「多様性」について取材し、私自身も女子サッカーが持つ可能性を感じました。
より多くの人に関心を持ってもらえる記事を書くことで、そのスポーツの魅力もさらに発信することができると考えます。これは一般紙のスポーツ記者ならではの強みとやりがいだと思います。
One Day
9:30
始業
自宅で試合情報の確認、予習。または原稿の執筆など
11:00
外出
取材先へ出発。移動はほとんど電車で、本を読んだり音楽を聴いたり
12:30
スタジアムに到着。試合前の選手の様子を見て、チーム関係者と雑談をしたりする
14:00
試合開始。原稿のトピックを探しながら試合を観戦
16:00
試合終了。会見で監督に話を聞き、ミックスゾーンで選手に取材。取材が終わり次第、原稿の執筆に取りかかる
19:00
原稿の確認、取材メモの作成
20:00
退勤
先輩や他社の記者と飲みに行くことも
My Favorite
毎日新聞のマスコット「なるほドリ」のぬいぐるみ。記事を紹介しているラグビー班の公式Instagram(インスタグラム)の更新頻度を上げるべく、取材先につれていき、写真を撮影しています。
2023年のラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でも、現地で取材した記者が連れて行きました。服は、祖母と母が作ってくれたものです
Interview
毎日新聞社の好きなところは?
面白くて魅力的な先輩や後輩が、たくさんいることです。
入社してから自分に起きた、良い変化は何ですか?
自分の周囲にはいないさまざまな業界の人と出会えたことです。
仕事をする上で大事にしていることは?
どんなことにもまずは関心を持つこと。話を聞いたり調べたりして、意外と面白い話が隠れているかもしれないからです。
休日の楽しみは何ですか?
サブスクで海外ラグビーを流しながら、観葉植物とメダカのお世話をすることです。
学生時代に打ち込んだことは?
塾講師とサッカー番組のアルバイト、21歳から大学のサークルで始めたクラシックバレエです。