【犬島の呪霊】
■概要
人身狗頭の呪霊。等級は現代でいえば準一級といったところ。
平安時代の犬に対する畏れが流刑にされた犬が送られる場所「犬島」に集約されて発生した呪霊。
犬型の式神を生み出し、式神の攻撃を受けたものを「追放」する術式を持つ。
■呪霊情報
犬の頭に人の身体を持った呪霊。犬種は判然としないが、どちらかというと柴犬が近いか。
口には本物の犬同様の鋭い牙があるほか、感覚器官についても犬相応に鋭く、呪力感知も可能であったりなど、感知性能は地味に高い。
身のこなしも同等級の呪霊と比して俊敏で、強力。ただし、人の身体に鋭い爪などの身体的アドバンテージは存在しない。ゆえに主な攻撃手段は打撃と噛み付き。
知能に乏しく、人語を操ることはできないが、戦闘において理屈立った行動をとることはできる。ただし、知能に乏しいので戦闘センスはいまいち。
■術式詳細
〇式神の発現
・式神は頭部から剥離するように発現する。(縛り)
・発現に集中は必要なく、別動作をしながらであったり攻撃を受けながらでも発現できる。
・式神の発現は一度に一体まで。一度発現したら再発現まで五秒のインターバルが必要。
・式神の最大発現数は三〇体。(縛りによる効果)
・頭部周辺の空間に式神が存在できるだけの空間的余裕がない場合、式神は発現できない。(縛り)
〇式神
・外見はドーベルマン程度のサイズの犬。犬種は判然としない。
・鋭い爪と牙を持ち、数秒噛み付けば呪力防御なしの人間の体なら噛み千切れる。
・操作は術師のマニュアル操作。
・射程距離は術師から二〇メートル程度。
・噛み付いた者を「追放」する術式を持つ。
〇「追放」
・式神に噛みつかれたものは、噛み付かれた式神から半径三〇メートル以内のどこかに強制的に瞬間移動させられる。
・移動先は任意に指定可能だが、術師が移動先を決め切れていなかった場合はランダムで決定する。
・複数の物質にまとめて噛み付いた場合は、それぞれを「追放」できる。
⇒ただし、「追放」先は同じ場所になる。
・術師自身に嚙みついた場合でも、「追放」することは可能。
・結界などで空間が区切られていた場合、その外に「追放」できるかはケースバイケース。
■出自
結界術の応用で呪力の漏出先を調整した羂索によって誕生させられた呪霊。羂索との契約の関係で、暴れる場所を羂索の指示通りにする「縛り」があった。
三条御所で暴れて下男三人を死亡させたのち、三条御所を炎上させる。その後、討伐にやってきた藤原尊によって祓われる。