家の間取りを聞かれた。
…ということはガサ入れをするのだろうか?
いや、でもここ1年以上何の進展もなかったのに今更?
相変わらずグルグルと考えてしまうが、考えても自分の力でどうにかなるものではない。
告発状が受理されて1年以上も経つと、こちらの心構えも変化しつつあった。
この1年半は夫の所業を知ってから怒涛の日々だったので、クリスマスはリゾート地でゆっくりすることにした。
のんびり過ごすための荷物を詰め、携帯の電源を切り、クリスマスフライトを満喫した。
数時間後、現地の空港で携帯の電源を入れると 1件の留守番電話が入っていた。
「えー、折り返し連絡ください」
担当刑事さんからのメッセージだった。
早鐘のように心臓が脈打つ。
空港のベンチに腰掛けて、警察署に電話をかけ担当刑事さんにつないでもらう。
この間にも国際電話料金が…とも焦るが、我慢だ。
こんな時、入ってて良かった国際ローミングサービス。
現地SIMを購入する前に、一刻も早く警察に連絡したいもの。
「あ、奥さん?」
担当刑事さんの声がした。
「事件に着手しました。家宅捜索しました。」
クリスマスにガサ入れ!
サンタが街にやって来る、ならぬ
刑事が家にやって来た!(以下『サンタが街にやって来る』の替え歌)
家宅捜索 is coming to home!
ねぇ、聞こえてくるでしょう?
パトカーの音がすぐそこに
家宅捜索 is coming to home!
(返済を)待ちきれないで(女に)手を出した夫に
きっと素晴らしいプレゼント(ガサ状)持って♪
ねぇ、聞こえてくるでしょう?
パトカーの音がすぐそこに
家宅捜索 is coming to home!
一生忘れられないクリスマスになった。