ハンドレビュー T53r 3bp
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ハンドレビュー T53r 3bp

はじめに

今回のハンドレビュー記事では、3betポット戦略への理解を深めることを目的としています。
先日観戦したハンドでは、BTNがオープンし、SBが3ベットを入れ、BTNがコールするという展開でした。
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フロップではT53レインボーボードが展開され、SBが67%サイズのベットを入れ、BTNがフォールドしました。このハンドを詳しく分析していきましょう。
一般的に、3ベットポットでOOP 3ベッターの場合、Tハイ以下のボードではレンジでチェックしても問題ないとされています。「ベストハンドがBTNに多い」という理由でチェックするのも有効です。通常はチェックか50-75%サイズのベットという戦略が取られます。
では、67%という大きめのベットサイズは選択肢として成立しないのでしょうか。
この判断において重要なのは、実効スタックの影響と、相手の3ベットコールレンジです。
EF =100bbの場合

T53r SB vsCO 3bp

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一般論の通り、SBにとって67%ベットは効果的な戦略であり、チェック頻度は低くなります。
これは、フォールド・エクイティの価値が高いためです。
EQバケツを確認してみましょう。
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SBレンジには、EQ90-100%のハンドが相対的に少ないですが、その差はわずか0.6%と小さいものです。一方で、EQ80-90%のハンドコンボ数が有意に多くなっていることが分かります。
これは、事実上のナッツハンド(エフェクティブナッツハンド)のコンボ数が豊富であることを示しています。
このような状況下で、SBは67%ベットを選択しています。
ここで、プリフロップの検討に移ります。
相手BTNの3ベットコールレンジを見てみましょう。
BTNは比較的タイトなレンジでディフェンスしていますが、ここでこのレンジをより広げてみます。具体的には、4.5%から7.5%へと拡大します。
標準プリフロップ
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ルースにしたパターン
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この結果、ベストハンドの相対的な割合はBTN側が多くなりました。そのため、チェック頻度は増加しましたが、エフェクティブナッツの相対量には大きな変化がなかったため、67%ベットは依然として有効な選択肢だったのです。
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EQバケツ
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このように、相手のプリフロップレンジが変化しても、エフェクティブナッツの分布が維持される限り、大きめのベットサイズは正当化されます。ただし、この戦略を実行する際は、相手のレンジ構成を正確に把握し、ボードテクスチャーとの相関関係を考慮することが重要です。
参考ヒューリスティック-184sub Tハイボード
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難しいなと思った方は、ベット50%を選択しておくとミスが少なそうですね