2029年4月に佐賀市で開学を目指す佐賀県立大は、25年からハード整備が本格化する。県は26年度までに設計を終え、翌年度に着工するスケジュールを描く。並行してソフト面の具体化も進む。教育方針を今春に取りまとめるほか、学長候補、スタッフの選定作業も始まる。想定では27年10月に設置認可を申請、順調に進めば翌年8月の認可を見込む。
ソフト面は、「卒業認定の方針」(ディプロマポリシー)▷「教育課程の編成方針」(カリキュラムポリシー)▷「入学者の受け入れ方針」(アドミッションポリシー)―の三つの方針を取りまとめる。文部科学省が策定、公表を義務付けており、県立大の具体像がより鮮明になる。