社会保障の発達によるモラルハザード

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社会保険制度というのは、「お金を払ってサービスを受ける」という構造がないわけだ。社会保険料の徴収と、サービスの利用がまったくの別である。「みんなの財布」にお金を入れて、それをみんなで使う。定額の会費ではないし、財布にたくさんお金を入れさせられる人もいれば、入れない人もいるが、それを使うとなるとまったく別の次元で動く。だから財布と相談せずにいくらでも高い料理を頼むという現象が生じる。高齢者を最大限に延命させるのも、自分で介護していたらやりたくないであろうし、やはり「無料」だからである。(無料と言いたくないなら「格安」と言っても良いが)。支払う費用と受けるサービスが対応関係にないのは間違いない。本人の所得に応じて取られているだけで、受けるサービスに応じて取られているわけではない。払ってなくてもサービスを利用する人、あるいはたくさん払っていて、「元を取る」くらいのつもりでたくさん利用する人がいるかもしれないが、どちらにしても、節約する動機がない。これは政治家(自民党)だけの問題ではなく、われわれ日本国民がサービスの低下やむなし、と決断することが大事である。まずはインチキな親孝行をやめるべきである。自分で親のおむつを交換したりして介護するならいいが、他人に世話を任せて親孝行という次男坊的な関わりはやめなければならない。病院や老人ホームにお見舞いに行くのは、なにもやってないのと同じ、それどころか他人への押し付けという悪事である。国民皆保険は限界だからやめたほうがいい。医療を受けるのを節約した結果、寿命が縮んでも、当たり前だと思うのが大事である。
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