ススキノ ガールズバー火災 現場からガソリンの成分検出

先月、札幌市の繁華街・ススキノのガールズバーが焼けた火事で、警察が現場から検出された液体を鑑定した結果、ガソリンの成分だったと分かりました。この火事ではけがをした店の女性従業員の41歳の元交際相手がやけどを負って死亡していて、警察は、元交際相手が店内にガソリンをまいて火をつけたとみて捜査しています。

先月26日、札幌市中央区の繁華街・ススキノにあるガールズバーが焼けた火事では、20代の店の女性従業員や客の男性などあわせて5人がけがをしました。
このうち、けがをした女性従業員の、41歳の元交際相手が、全身にやけどを負って意識不明の重体のまま、今月19日に死亡しました。
警察によりますと、現場から検出された液体を鑑定した結果、ガソリンの成分だったと分かったということです。
これまでの調べで死亡した元交際相手は、先月、従業員と交際の別れ話でもめて、DV=ドメスティックバイオレンスとして対応した警察から今後2人で会わないよう口頭で注意されていたことが分かっています。
また、周辺の防犯カメラからは火事の直前に、バケツを持った元交際相手の姿が確認されているということで、警察は、元交際相手が従業員との交際をめぐる問題をきっかけにガソリンを店内にまいたうえで火をつけたとみて捜査を続け、今後、放火などの疑いで書類送検する方針です。

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