「女性」の私、肯定する妻のため トランスジェンダーが家事審判
2025年1月4日 16時00分 (1月4日 16時00分更新)
性別変更の独身要件 違憲と訴え
結婚している人が性別を変更する際、実質的に離婚を強いるのは重大な人権侵害だ-。出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの人の戸籍上の性別変更について定める「性同一性障害特例法」の要件が違憲だとして、当事者の女性が家事審判を起こした。同性婚を認めないのは違憲という司法判断も相次ぐ。「非婚要件」を含め、特例法の見直しは急務ではないか。 (太田理英子)
「これから女性になろうとしているのではない。既に女性として社会生活が成立している実態に公的書類の表記を合わせたいのに」
出生時の性別は男性で、女性として暮らす50代のみきさん(仮名)=京都市=は、法的な性別変更が...
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