【兵庫再生9】令和六年 | 酒呑童子の独り言

酒呑童子の独り言

平成25年5月23日。。。

リスタートしました。。。

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本当に色々なことがあった一年だった。

 

一年を締めくくる大晦日を過ごすにあたり、

今年ほど心痛めることが起きた一年も記憶にないなと改めて思う。

 

元旦に発生した能登地震、二日に起きた飛行機衝突炎上事故、

年明けから衝撃的な災害、事故が立て続けに発生し心が傷んだ。

 

飛行機事故では海保の方が命を落とされ大変残念なことであったが、

旅客機側は乗員乗客全員が無事という奇跡の脱出劇が展開され、

乗員の方々の機転の聞いた素晴らしい行動が多くの人命を救ったことは、

同じ日本人として誇らしさを覚えたものだ。

 

年明け早々に背筋の凍るようなことがあったため、

令和六年はどのような年になるかという一抹の不安を抱えながらの日々。

 

兵庫県にとっても歴史上最悪とも言える恥辱に塗れた一年となってしまった。

 

12月25日に開催された百条委員会での証人喚問。

 

片山元副知事が口走った

「知事に意見するものは排除して当然、知事に同調する者を重用。

反意を抱く者にとっては恐怖政治かもしれないが、

私にとっては単なる人事異動。」

といった趣旨の言葉を聞いて言葉を失った。

 

斎藤知事就任以来、

人事異動の結果を目にする度にそういう意図を嗅ぎ取ってはいたが、

百条委員会という公の場で、

ネクタイも締めずに登場した元副知事の口から公然と発せられた。

 

人事異動というのは適正な人事評価のもと、

職員の適性、能力に応じて適材適所の配置を目指すのが基本であり、

その目的は県民の福祉向上であらねばならず、

知事のために仕事をする人間だけを重用するというのは、

人事行政の基本を著しく逸脱していると言わざるを得ない。

 

政策に対する批判的な意見を口にする者は、

「クーデターを企む輩」としてことごとく排除するのであれば、

それこそが「恐怖政治」であり、

権力者というものは、

権力を持っているからこそ批判に耳を傾ける度量を持たなければならない。

そうでなければ権力は直ちに腐敗していく。

 

元西播磨県民局長は残していく後輩職員の不安を思い、

兵庫県庁の行く末を憂い、

腐りゆく兵庫県庁を看過できなかったからこそあの告発文を書いたのであり、

その切実な告発を真摯に受け止めることもなく、

懲戒処分という断罪を下したことは為政者としての能力を有しない、

ただの独裁者と言わざるを得ない。

 

片山元副知事は百条委員会での発言で、

私のことも口走っていたようだが、

兵庫県庁がいまだに健全に運営されているとはとても言えない状況で、

口を開かざるを得ない、

そうしなければ現職の皆さんがあまりにも可哀想、

兵庫県の未来に不安しか見えないから要らぬお節介をしてしまうのである。

 

それは元西播磨県民局長も全く同じ思いだったに違いない。

 

12月5日、また一人の職員が自らの命を断った。

 

死因について報道では仕事や私生活上の悩みを抱えていたとされていたが、

正直なところ私は非常に不自然さを感じている。

 

推測の域を出ないのでここで書くことはしないが、

いずれにしてもたった9ヶ月の間に3名もの職員が自らの命を断つ組織。

 

それが今の兵庫県庁である。

 

辛いこと、嫌なこと、心荒ぶことの多かった令和六年ではあったが、

こんな事でもなければ出会うことのなかった方々と出会うこともできた。

心結ぶ方々に出会えたことは、

これからの人生に大きな潤いを与えてくれることは間違いない。

 

一年間お世話になり、本当にありがとうございました。

心から感謝申し上げますとともに、

様々ご心配くださった方々には衷心より御礼申し上げます。

 

来たる令和七年もどうか引き続きよろしくお願い申し上げます。

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