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ロケットの開発中に小爆発が:9スレ828

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ロケットの開発中にパチュリーがちょっと失敗して小爆発が起きた
偶然そこに居合わせた咲夜とフランがそれに巻き込まれてしまった



その時レミリアは自室におり、大きな揺れを感じた

「ちょっと!!なに今の爆発音は!?」
いてもたってもいられず
慌てて震源である図書館に飛び込んだ

目の前にいたのはロケットの近くで蹲る重症の妹と部屋の隅っこでペタリと座り込んでいる従者

レミリアの声を聞きつけ、傷だらけの妹が先に顔を上げる
「お姉様助けて!体中に破片が刺さって痛いの!」
血溜まりに浸かり、のたうちながら姉に手を伸ばし助けを求める

「大変!」
そう言いフランの横を猛スピードで通り過ぎた

(えっ?)
自分のことなど全く眼中に無かった

「大丈夫、咲夜!? 怪我は!?」
妹を無視して、部屋の奥にいる咲夜の元へ急いで駆け寄った
急いで手を差し出す
「立てる?」
「大丈夫です。一人で歩けます」
「そう、良かった」
従者の無事を確認して胸を撫で下ろす

(なにが良かったの?)
フランには姉のことばの意味がわからない

レミリアはここに来て初めてフランを見た

「あなた一体なにをしたの? ロケットが壊れたらどうするつもり?」
ようやくかけてもらえた声は体を気遣うものでは無かった
痛みを堪えながら必死に首を振り否定する
「なんで疑うの!? 私は何もしてない!!」
轟音で頭が痛いのも忘れ何度も振る

フランの言うことは正しい。今回はパチュリーのミスだ

「ふん、どうだか・・・・まあいい。パチェ!どこにいるのパチェ!!」
「私ならここに」
瓦礫の中からむきゅりと粉まみれのパチュリーが現れる。結界でも張ったのか怪我らしい怪我は見当たらない
レミリアは友人に駆け寄り、体の汚れを落としてやる
「早く咲夜を治療して頂戴」
「わかったわ」
しかしメイド長は瀟洒に答える
「私ならほんのかすり傷なので心配ありませんわ。たまたま離れていたので時間を止めるのが間に合いました」
せいぜい、破片が足を掠めた程度だった
「駄目よ、人間は柔なのだからどんなことで死ぬかわかったものではないわ」
「もったいなきお言葉ですわ」
恭しく優しい主人に頭を下げた

パチュリーに咲夜を治療させている間に、後からやってきたメイドたちに指示を出す

「おい、そこのメイド。こいつを地下に運べ」
厄介者を見る目で妹を指さす
そしてすぐに従者に視線を戻す
信じられないという目で姉を見て、痛む体に鞭打ち、涙目になりながらも懇願するための声を絞り出す
「待って! お願い、私も治療して!! とても痛いの・・・・骨も折れてるかもしれない」

咲夜を心配そうに見つめるレミリアは面倒臭そうに、一度だけ妹に振り向いた

「そんなの吸血鬼なら唾でも付けとけば治るわ」
「そ、そんな・・・」
「あなたたち何をしているの? いいからさっさと運びなさい。暴れるようなら多少手荒なことをしても構わないわ」
「「はい」」

恐る恐る、しかし乱暴にフランを掴むメイドたち

「痛い!痛い!自分でなんとか歩くから。触らないで!」
結局フランは自分の足でよろよろと血だらけになりながらも地下室に戻っていった

その妹を一瞥し
「まったく、あれが絡むとロクなことがない」
息巻きながらレミリアはそう漏らした


図書館から地下まで血の線が引かれることになった

ロケットの完成パーティーが行われる一ヶ月前の出来事










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