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エピソードアイギスの頭フェスってるシーンを振り返る①※ネタバレあり

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前置き

エピソードアイギスのあらすじやネタバレ動画は広まっているが、肝心の台詞書き出しやスクショなどを用いた批評記事は現在ほとんど存在しない事に気付いた。
そもそもレビューブログすらろくに残っていないが、2007年のゲームである上、当時ブログやサイトで熱心にレビューを書いたり批判していた人達は愛想を尽かして去っていったんじゃないかな、と筆者は想像してみている。
忌み子として永遠に葬っておけばよいものを、「エピソードアイギスは曲げてはならない史実」とまで言ってわざわざ今の時代にリメイクを決めたのは和田P達である。ならば当時の炎上もフェス版エピソードアイギスの問題点も古参の傷つきも、決して曲げてはならない出来事として掘り返して残しておかないとフェアじゃないというものだ。

当記事では、「筆者がプレイしていてここに頭フェスを感じた」というシーンや台詞を3ページに分けて解説する。「頭フェス=んほり(特定キャラに対する制作者の寵愛・贔屓)、キャラの舞台装置化、あるいは制作者によるプレイヤーへの嫌がらせ」だと思って頂きたい。

3ページ!?なげーよ!となった人向けに短くまとめた記事も置いておく。


エピソードアイギス否定派に反発したり何か物申したい気持ちがあって本記事を開いた方は、

  • フェス発売当時は主人公の生死論争で意見が真っ二つに割れていた

  • フェス発売当時の人達はネタバレなど知る由もなく、「主人公の生死がやっと分かる」と希望を持ってプレイした

  • ゲームのタイトルが『フェス』でありP3のファンディスクとして発売された

  • 永劫コミュが追加され、コミュランク10で主人公の遺伝子がアイギスのパピヨンハートに記録されるイベントがあった

  • P3Fのキャッチコピーが【私を手放さなければ、きっとまた会える】だった

  • ED論争の専用スレ(※本スレは別にあった)はフェス発売後17スレまで伸び、当時のファンサイトが多数閉鎖した

以上に留意して読んでもらいたい。

なお当記事で分かるのはシナリオのみで、フェス版のゲーム性はシナリオ肯定派からもボロクソ言われる出来であった事も念頭に置き、プレイ動画やネタバレを見聞きしただけの人は自分がエピソードアイギスのクソさの半分も理解できていない事を忘れないでほしい(そもそもプレイ動画視聴で作品を履修した気になるのは全く褒められた行為ではない)
エピアイについて語りたいなら自力でプレイしましょう。


前置きが長くなったが、どうぞよろしくお願いします。


冒頭〜メティス登場

プロローグ

重苦しい雰囲気の3月31日の寮内。主人公の死から1ヶ月が経ち、ギクシャクとしてはいるが皆それぞれの道を歩み始めている事がわかる会話から始まる。

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そんな話聞いてない
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仲間達は約1ヶ月経って気持ちの整理がついている(という設定)だろうが、プレイヤーは開始5分で主人公の死と寮の閉鎖を告げられたばかり。「お別れも何も、プレイしているこっちはそんな話は聞いてないが?」となる。
ここでいきなりプレイヤーとキャラクター達の感情のズレが発生する。感情のズレが発生するという事は、感情移入できないプレイヤーを置いてきぼりにするという事だ。エピソードアイギスはその致命的なズレが終盤まで続くどころか、話が進むにつれ加速していく。

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開始早々プレイヤーの気持ちを自分達に都合良く決めつけるロボ

主人公の死の理由が解明されなかったため、まだ仲間達は引きずった様子。
なるべく明るく振る舞おうとするキャラもいるが、発言は頭フェス。混乱しているプレイヤーに聞かせる台詞ではない。
そもそも主人公に死の運命を与えた張本人であり、守るという約束を果たせなかったアイギスがこれを言う事に引くんだが。

それぞれの召喚器も回収され、アイギスが預かっていた主人公の召喚器も美鶴の元に返される。その日の夜、0時を過ぎてもなぜか日付は3/31のままという現象が起きるが、皆は深く考えず各々休息をとる。
以下、アイギスのモノローグ。

「あの日…眠ってしまった彼を、わたしたちは一抹の不安と共に寮まで連れて帰った。
けれど翌朝…その不安は、〝別れ〟という現実の姿で立ち現れた。
その日からしばらく、わたしは塞ぎ…毎晩、同じ夢ばかり見るようになった。
去ってゆく彼の背中を、ただ叫び追い続ける…そんな夢。
わたしは彼を〝守る〟と約束して、それを自分の〝生きる証〟にすると決めた。
でもそれは…もう、叶わない。

けれどある日を境に、わたしの悲しみは、不思議と抜け落ちるように薄らいだ。
わたしは夢を見なくなり…やがて〝夜の眠り〟そのものが必要ない体に、戻ってしまった。」

本編ラストシーンでアイギスは主人公の死を予測できていなかった事が判明する。
あの台詞は主人公が死ぬと分かっていたから出たものじゃなかったのかよ!と、このシーンでは主人公死亡派ですら引いたとか。


メティス登場

自室で目覚めたアイギスの前に青い蝶が現れ、すぐに消える。直後に寮1階から衝撃音が。
アイギスが駆けつけると1階の床に大穴が出現しており、「あなたを守るために来た」と言ってメティスが登場。ろくな対話もなく戦闘が開始する。

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問答無用で仲間達を殺す宣言
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メティスに狙われる天田
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胸倉を掴まれ足が完全に浮く。これ絶対死ぬほど苦しい

オルギアモードを発動し、アイギスを吹き飛ばして天田を襲うメティス。
この場で一番弱い存在かつ、(言っちゃなんだが)ボコられ役にしてもプレイヤーから反感を買わなそうなキャラを真っ先に狙うあたりが頭フェス。

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アイギスの脳裏に浮かぶ主人公の姿
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貴重な笑顔
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ここのアイギスがキタローヘアになってるのがなんか嫌

「そんなこと、もう絶対にダメ!」
仲間の危機を前にアイギスが覚醒。アイギスの叫びと共にアテナがオルフェウスに変わり、メティスを制圧する。

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覚醒後、ワイルドに目覚めたのでベルベットルームに招かれるアイギス。意味深な事を言うイゴール。
主人公の末路については特に具体的には語られない。

「ワイルドへの目覚めが、もしも〝命〟に近付いている事なら…
その果てにある〝こたえ〟というのは、やっぱり、死ぬこと…?」

アイギスのモノローグ



メティスがパーティ入り

アイギスが目覚めた後、拘束したメティスから話を聞く事に。

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ここに来てアイギスに新装備追加。ぶっちゃけデザインはクソダサい
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このようにメティスはアイギス以外眼中に無い。
アイギスに尽くし、アイギスから嫌われる事を恐れる自称妹は、寮の異変について何か知っている様子。

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アイギスが駆けつけなかったら仲間達を殺してたのか?
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寮の地下には〝時の狭間〟というタルタロスのような巨大な空間ができており、日付は3/31のまま空回っている。
「この時の狭間ができたのは貴方達のせい」「自分はこの救いのない状況からアイギスを助けにきた。貴方達を消せば時の狭間が消えると思って襲った」「仲間達を傷つければアイギスに嫌われるからもうしない。なら、協力して脱出の手がかりを探そう」というのがメティスの言い分。

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「お前は信用ならないから置いていく」と言われたらコレ
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アイギスに嫌われたくないから大人しくするというなら、アイギスに好かれるために人道に反した行いも可能という事
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せめて仲間達を襲う前にこれが言えてたらな

「ツンツンしているCV斎藤千和の美少女ロボが弱みを突かれて従順になる」「プレイヤーキャラを全肯定してくれる忠犬キャラ」に弱いオタクもいるだろうが、まともな思考回路を持ったプレイヤーならこんな倫理観ぶっ壊れロボの肩を持てるはずが無いんだわ。
そういうサイコな所がいいとかなら個人の嗜好としてまだ分かるが、何にしても作劇的には駄目だろう。

アイギスに命令されたら躊躇いなく仲間達を殺しにかかりそうな存在を許容できるわけがないし、天田に暴力を振るった時点で擁護不可。可愛いロボだから許されると思うなら頭フェスってるというか、プレイヤーを舐めている。
(でも今のオタクは「メスガキ分からせ」が大好きだから、どうせ上のシーンもそういう人達が喜んで消費するんだろうな。)

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被害者の天田にこう言わせるあたりが卑怯
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暴力でどうにもできなかったからしおらしくなっただけ。アイギスを無力化するために襲ってきたしね
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これでメティスを許してしまえる人は詐欺に気をつけた方がいいです

メティスが見た目と言葉通りの単細胞ロボだったから良かったものの、幾月みたいな黒幕だったらどうする。本人は殺す気満々で、アイギスが駆けつけなかったら実際にみんな殺されてたんだけど。
大切な人が何人死のうが誰も学習しないし、考える頭も無い。制作者の操り人形だから仕方ないんだけどさ。


時の狭間探索〜主人公の影撃破

探索開始

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どこからどう見ても主人公の人影が扉に入っていったので、後を追いかけて探索する。
以降、ナビの風花は「あの人影は…ううん、なんでもない。それより目の前の敵を!」を階層ボスの数だけ繰り返す装置になる。

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扉の一つが2009年のポロニアンモールに通じ、補給が可能になる。
メティスは外の世界を知らない様子だが、喜怒哀楽が豊かで「心」を得ているように見える。身の上を語ろうとしないメティスをアイギス達も特に追及しない。

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いちいち言い方が腹立つんだよ

時の狭間は枝分かれしており、一つ一つの通路の最深部に辿り着くたびに仲間達の過去が一瞬だけ映し出される。
過去の内容はぶっちゃけ虚無。主人公の死と関係ないのでここで紹介する気も起きないし、その必要も無いくらいには虚無。
なんならこれらがまるごと無くても本筋に影響しない。

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天田の方が人間ができている
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ずっと自分を抑えているゆかり
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懐かしんでる場合か

真田がメティスに突っかかったり、メティスが他人事みたいな発言をしたり、ゆかりがやたらピリピリしているのでパーティの空気は和気藹々とはいかないが、探索に慣れてくると皆そこまで追い詰められた様子は見せなくなる。
一方プレイヤーは先が見えないシナリオと見切り持ちだらけの階層ボスと全書やコミュボーナス無しのレベリングでストレスがMAX。

※この記事を読んでいるとサクサク進んでいるように見えるが、実機プレイでは苦痛なレベリングと階層ボス戦に20時間以上費やし、レベル20あたりから開始した仲間達(直接指示できず、AIはおバカ)を最終的には80までレベル上げし、何度もイゴるのが当たり前のHARD難易度を攻略している事を頭に留めておいて頂きたい。

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ただ単細胞なのを悪ではないと判断するのは如何なものか
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キャラクターの言動と展開が素でうろんミラージュなんだわ。

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過去のビジョンの正体が判明する

判明しても本筋には全く影響が無いんだけどね。何かの布石や暗喩ですらない。


主人公の影との戦い

以下、最後の通路の先で見えたビジョン。

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「あなたを守るって約束して…それを…自分の〝生きる証〟にするって決めて…でも、もう…叶わないんですね。
わたしにできることは…もう無い…
それでもわたし…〝生きて〟いけるの…? 意味は…あるの…?」

アイギスの独白
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頭フェス度高い

主人公が死んだ後ずっとこんな感じで苦しんでいたけど、ある日突然苦しくなくなったとのこと。

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なんでだろうね?

ウジウジ自己憐憫アイギスの姿を見せられた後、時の狭間が自分達の未練によって生み出されたものだと判明する。タルタロスが消えた反作用と、本来シャドウと同一のペルソナの力をエネルギー源として生まれたとメティスが解説。なんでお前が知ってるんだという突っ込みは野暮。

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主人公の影が現れ、戦闘に。
撃破するとSKIP不可の解体グロムービーが流れる。このシーンがマジで頭フェスの最高潮。
なお、頭フェスの最高潮がここからエンディングまで続く。

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塵になるかと思いきや
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なぜか肉も皮も剥がれていく
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生前の主人公の笑顔が一瞬映る。トラウマ不可避

なにこれ……

主人公と同じ姿をした存在がグロい消え方をしたのを見た仲間達の反応がこれ↓

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あのグロい散り様を見てなんでノーリアクション??? と、プレイしていた全員が突っ込んだ事と思われる。
(メタい理由で言うとボイス収録とアニメムービー制作のタイミングが噛み合わなかったのかなと予想)

プレイヤー置いてきぼりの展開は続く。各々の元に鍵が現れ、メティスによるとそれを使えば外に出られるとのこと。
玄関から出れば元の世界に、主人公の部屋のドアに使えば過去に戻れる。なんでそれをメティスが知っているかは謎。

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こいつ…
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どうやらもう悠長にしていられなくなったようだ。展開早いっすね。

②へ続く。

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コメント

1
ただの見る専
ただの見る専

>忌み子として永遠に葬っておけばよいものを、「エピソードアイギスは曲げてはならない史実」とまで言ってわざわざ今の時代にリメイクを決めたのは和田P達です。
理由が気になりますね。次回作の布石なのか、それとも…?

> 当記事では、「筆者がプレイしていてここに頭フェスを感じた」というシーンや台詞を3ページに分けて解説します。「頭フェス=んほり(特定キャラに対する制作者の寵愛・贔屓)、キャラの舞台装置化、あるいは制作者によるプレイヤーへの嫌がらせ」だと思ってください。
激しく賛同します。

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