作詞家岡本おさみさんの記念碑が故郷に 吉田拓郎さんもメッセージ

斉藤勝寿
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 「襟裳岬」などで知られる鳥取県米子市出身の作詞家、岡本おさみさんの音楽記念碑が、同市角盤町の市公会堂の広場に建てられた。高さ1.8メートル、幅2メートルの石碑で「日々の暮らしを唄う」という岡本さんの作詞姿勢が刻まれている。

 岡本さんは1968年に作詞家デビュー。吉田拓郎さんが作曲した「旅の宿」など多くのヒット作がある。吉田さんの作曲で、森進一さんが歌った「襟裳岬」は日本レコード大賞を受賞した。岡本さんは2015年に73歳で亡くなった。

 音楽碑は昨春に結成された「岡本おさみさんを語る会」が寄付を集めて設置した。今年11月の完成式典では、吉田さんからの「岡本おさみ氏も、きっと色々な旅を続けながらこの地の記憶に想いをはせてペンを走らせていたと確信いたします」といったメッセージが披露された。

 生前交流のあった同会の長谷川泰二会長(78)は「芸能史に大きな足跡を残した岡本先生を語り継ぐとともに、会として音楽活動を表彰する『岡本おさみアワード』を創設できれば」と話している。

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この記事を書いた人
斉藤勝寿
鳥取総局長
専門・関心分野
映画、鉄道、城