岸和田市長「見解の相違」女性側「不貞行為にすり替え」指摘に
大阪・岸和田市の永野耕平市長が性的関係をめぐる裁判で和解した女性について「不倫の関係にあった」と説明していることに対し、女性側が26日、「単なる不貞行為にすり替えようとしている」と反論するコメントを公表しました。
これに対し、永野市長は27日、「見解の相違がある」などと述べました。
岸和田市の永野市長は府内に住む女性から繰り返し性的関係を求められたと訴えられ、先月(11月)、市長が謝罪して500万円の解決金を支払うことで和解しました。
永野市長は「女性とは不倫の関係にあった。対等な関係で性加害はなかった」としていますが、女性の代理人は、26日、「市長は単なる不貞行為にすり替えようとしている。女性などについて虚偽の内容を含むプライバシー侵害を行っている」などと反論するコメントを公表しました。
これについて永野市長は27日、記者団の取材に応じ、「ずっと言い続けているが見解の相違がある。これはすでに和解に至っている」と述べました。
この問題をめぐっては、市議会の不信任の議決を受けた永野市長が議会を解散したため、来年2月に岸和田市の市議会議員選挙が行われます。