新型コロナウイルス感染症の流行当初から、24時間365日診療を続け、患者第一を掲げてきたふじみの救急病院(埼玉県入間郡三芳町)の理事長、鹿野晃医師が、2024年2月に新たに「むさしの病院」(東京都小平市)を開院しました。この病院は、軽症から重症まで幅広く対応する「街の保健室」として、24時間365日体制で診療を行っており、都内でも数少ない「ハイブリッドER」を備えています。このハイブリッドERでは、CTと血管造影装置(カテーテル)を一体化させ、患者の移動を必要とせずに救急外来での診断から治療までを一貫して行うことができる、最新鋭の設備が整っています。
鹿野医師は、救急医療を取り巻く昨今の状況を踏まえ、新病院にも病院救急車が必要であると判断しました。展示会でC-CABINに出会い、その患者室の広さや、使用者目線で設計された装備に魅力を感じ、3台目の車両として、C-CABINの導入を決定しました。
C-CABINは、救急車は揺れるという従来の常識を覆し、快適な搬送を実現します。特許技術を用いてボディフレームの剛性を高め、車体の捻じれを抑制することで、揺れを最小限に抑えています。また、広い患者室を活かし、医師や看護師が日常的に使用する院内の処置室に極めて近い環境を再現することで、救命処置の可能性を大きく拡げています。

さらに、女性スタッフの運用も考慮し、ボタン一つで安全に操作できる電動ストレッチャーを導入。これは東京都内の病院として初めての試みであり、スタッフの負担軽減と省力化に大きく貢献しています。

むさしの病院では、「スピード」「コンビニエンス」「コミュニケーション」の3つのコンセプトを掲げています。具体的には、救急病院として一分一秒を争う場面での対応を目指す「スピード」、患者が不安なくいつでも受診できる「コンビニエンス」、そして救急病院でありながら誰もが気軽に相談できるかかりつけ医として寄り添う「コミュニケーション」です。これらのコンセプトを支える強力なツールとして、C-CABINが大きな役割を果たしています。
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