ISOWAの
チーム力の結晶
世界唯一無二の技術
僕の部署をなくすこと、
それが僕の目標
堀口 大揮
機械組立・調整
2005年入社
Chapter:01
トラブルの数だけ、
機械は進化する。
僕が入社してまもなく、開発のスタートしたアイビス。児玉くんが語る通り、完成直後のアイビスは本当に不安定で、正直、しょっちゅう壊れたり、不具合が起きたりしていました。
僕は、そんなアイビスを全国各地のお客様工場に据え付けたり(据付、とはダンボール機械業界で、お客様に機械を納入・現地で組立することです)、納入後、トラブルの起こったアイビスの調整・改良・メンテナンスを担当していました。
最初は、機械の事は何もわからないので、先輩にくっついて勉強する毎日ですが、今思えば、この時期に入社できたのは、僕にとっては幸運でした。
先輩たちが、その場で機械を直していく様、お客様のリクエストに沿って機械が、まるで生き物のように変化していく様を、何度も何度も、見ることができましたから。
当時は、「え、こんなに機械壊れて、大丈夫かなうちの会社!?」って思いましたけどね。笑
そういう時期を乗り越えて、機械は成熟し、洗練されていく。
今のアイビスがあるのは、そんな黎明期があったればこそです。
だから、ISOWAの機械は、二つとして同じものはありません。
定型のマシンを量産するような、決まりきったルーティーンを繰り返すような、そんな生産方式は効率的だろうけど、変化もなければスリルもない。
僕には、ISOWAのこの“一期一会”のモノづくりが、肌にあっていましたね。
Chapter:02
僕個人の知識と経験を、
オールISOWAの知恵に。
機械の調整って、お客様の目の前、本当にすぐそばに立っていらっしゃる状態で行うことが多いんです。当然、かなりのプレッシャーです。ミスをすれば、ISOWA全体の印象ダウンに即つながりますから。
でも、逆に言えばそこが技術者として、自分の腕の見せ所。
自分の経験、知識、繊細な感覚、そして第六感もフル稼働して立ち向かい、無事機械が稼働し始めた瞬間、そしてその時のお客様の嬉しそうな顔。
最前線で働く者にとっての、醍醐味ですね。
ただ、そこで満足していてはいけないと思っています。
経験や勘に頼らず、理論的に、誰もが調整できるよう仕組化することが、これからの僕の課題。
さらに言えば、現場での調整、これが不要になることが、究極の理想像だと思うんです。
自分の技術を高めることはもちろん、それを後輩に、そして全社に還元し、開発メンバーや営業メンバーをも巻き込みながら、調整入らずの機械をつくりたい。
そうすれば僕の部署はめでたく解散。そんな日を、いつか実現させたいですね。
Another story
幸臣くんのエピソードにも登場している堀口さん、彼からは「もうね、人間国宝級!」と慕われていましたが、彼以外にも、社内・社外通じて本当に信頼の厚い、超凄腕の技術者です。調整担当って、機械を直す技術はもちろんですが、頭のよさと、何よりお客様に信頼される人柄・人格、何が欠けても務まらないんです。ほんと、すごいポジションなんです。
「僕が調整担当に選ばれたのは、たまたまだよ」なんてご本人は言ってますが、「断言します、必然です!!」と、取材中その場に居合わせた全員が、異口同音に即刻、ツッコんでました。
さすが堀口さん・・・!
(採用チーム M)
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