服薬指導に活かす医薬品情報

プラザキサとトラネキサム酸の併用について

 

Q

プラザキサを服用している患者さまに、風邪の症状によりトラネキサム酸が処方されていました。プラザキサとトラネキサム酸の併用は可能でしょうか?

A

トランサミンは凝固系に影響を与えないため、プラザキサとの併用は問題ありません。ただ、トランサミン自体が、「血栓のある患者および血栓症のあらわれる恐れのある患者」には慎重投与のため、患者さまの状態によっては注意が必要です。また、風邪による併用期間は数日~数週間程度と考えられますが、症状変化による併用薬の変化にも注意を払う必要があるでしょう。たとえば、P糖蛋白阻害剤(クラリスロマイシン)によるプラザキサの抗凝固作用減弱等があります。

加えて、ブラザキサを服用する患者さまだからこその配慮も必要です。その一例として、下記のような日常生活上の注意が必要と思われます。
1.優しく鼻をかむ(鼻水がでる→鼻をかむ→鼻血リスク)
2.食欲低下時の水分量減に注意(水分摂取減→血栓リスク、脱水による腎機能低下等のリスク)など

【薬効薬理】トラネキサム酸
・プラスミンの働きを阻止(異常に亢進したプラスミンは血小板の凝集阻止、凝固因子の分解等を起こす。軽度の更新でも、フィブリン分解がまず特異的に起こる。
・フィブリン分解を阻害して止血(一般の出血の場合)

参考:プラザキサ添付文書、トランサミン添付文書

 

掲載日: 2020/03/30
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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