■スリーピースって演奏にシビアな部分がある
■それを感じながらやってます

──Petit Brabanconの中で若々しい初期衝動みたいなものを一番持っているのはミヤさんという印象があります。インタビューで話した時の印象ですけど。彼が一番やりたいことがあって、それをバンドに持ち込んでバンドを動かしている感じがしますね。

yukihiro：ミヤ君は京君のアイデアとかリクエストに応えて曲を作るのがうまいですね。僕はどうしても、リクエストに応えるというよりは自分がやりたいものを出してしまうので（笑）。

──それはもう、作品を聴けば明らかな感じですね（笑）。

yukihiro：ミヤ君の作った曲を聴くと、バンドのことを考えて作ってるんだなと感じます。antzももちろんそうだけど。僕よりもちゃんと考えて作ってる（笑）。




──前にもインタビューでお話ししたかもしれないですけど、ミヤさんの作る曲はPetit Brabanconの王道、ど真ん中にあって。それに対してのオルタナティヴとして、antzさんが作ったりしてる。yukihiroさんはご自身の視点でまた別のオルタナティヴな曲を作ったりとか。そのバランスがすごくうまくいっているというのがありますね。

yukihiro：そうですね。ミヤ君の曲があるので安心ですね。

──あとは、まだ見ぬ高松浩史さんの曲とか。

yukihiro：形にしたいです。

──一度作ってきたんですよね。どういう曲だったんですか？

yukihiro：どういう曲かな…暗いです。

──ははは。ひと言で終わらせたらかわいそうじゃないですか（笑）。

yukihiro：ひと言で言えるって素晴らしくないですか？

──そうか、暗いんだ（笑）。

yukihiro：暗いですね（笑）。

──それも2025年3月のライヴツアー＜Petit Brabancon CROSS COUNTER -01-＞で形になる可能性もあるわけですね。

yukihiro：形にしたいですけど、なかなか作業する時間がなくて。今は前に出した曲を触るよりは、新しい曲を追加していってますね。



──で、10月にL'Arc-en-Cielの新曲「YOU GOTTA RUN」の配信リリースを挟んで。これは私もちょっと不意を突かれた感じだったんですけどgeek sleep sheepが12月、久々に大阪と横浜のツアーをやりました。

yukihiro：去年すごく久しぶりに、7年ぶりぐらいにやったんですけど、今年はTokyo Shoegazer (antz所属バンド)が「一緒にやりませんか」って声をかけてくれて。それに出させてもらえるならワンマンライヴもやろうかという話になったんです。

──Tokyo Shoegazerとの対バン＜Tokyo Shoegazer × geek sleep sheep 2MAN LIVE＞(12.12＠東京・高円寺HIGH)は見逃しましたが、横浜の単独ライヴ＜tour confusion bedroom 2024＞(12.8＠神奈川・横浜ReNY beta)は拝見しました。

yukihiro：実は、去年のBARKSインタビューでも話したかもしれませんが、geek sleep sheepをやったのは、AA=の(上田)剛士君が、「観たい」って言ってくれたのがきっかけだったんです。「じゃあやろうかな」って（笑）。

──剛士君がgeek sleep sheepのライヴを観たいって言ったの？

yukihiro：345ちゃんと(上田剛士が)ベースマガジンで対談したときに、「(yukihiroと)一緒にやってるんだよね？」っていう話になって、そこで「そのバンドを観たい」と言ってくれたらしくて（笑）。

──そんなことでライヴって実現するんですか（笑）。剛士君が言わなかったらやらなかったということ？

yukihiro：去年はやっていなかったと思いますね。

──去年やっていなかったら今年もやっていなかったでしょう。

yukihiro：そうですねえ…。

──じゃあ上田剛士さんに感謝しないといけないですね。

yukihiro：本当ですね。剛士君、ちゃんとライヴには、去年も今年も来てくれたし。


──どうだったんですか。1年ぶり？

yukihiro：ライヴは約1年ぶり。

──で、どうでしたか？

yukihiro：今回はワンマンだったので。曲数が増えて大変でした。楽しいですけど。

──新曲はやっていないですか？

yukihiro：新曲はやっていないですね。ライヴはスリーピースって演奏にシビアな部分があるなって。それを感じながらやってます。

──ああいう感じの音楽だと、バランスが大事ですね。

yukihiro：そうですね。次は新曲もやれたらいいなと思ってます。

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Mrs. GREEN APPLEが、“2024年最も聴かれて、最も歌われたアーティスト”となった2024年の活動を振り返る映像「Play Back 2024」をオフィシャルYouTubeチャンネルで公開した。

◆Mrs. GREEN APPLE 動画

『日本レコード大賞』の2年連続受賞、そして今晩に控える『第75回 NHK紅白歌合戦』出場で締めくくる2024年は、映画『サイレントラブ』主題歌「ナハトムジーク」のリリースを皮切りとして、4月から8月まで、TVアニメ『忘却バッテリー』オープニング・テーマ「ライラック」、映画『ディア・ファミリー』主題歌「Dear」、そして「コロンブス」、テレビ朝日系列　2024スポーツ応援ソング「アポロドロス」、Honda 新型「FREED」CMソング「familie」といった新曲群を5か月連続でリリース、さらには映画『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメンVS悪魔軍団～』主題歌「ビターバカンス」と、実に7曲ものデジタルシングルをリリースした。ストリーミング1億回超え再生曲数は、アーティスト別単独1位の通算21曲を数えるに至ったという。


そして、『2024年間Billboard JAPANチャート』でトップ･アーティスト･チャート “Artist 100” 1位を獲得したほか、『通信カラオケDAM 2024年年間カラオケランキング【歌手別 TOP20】1位』、『2024年JOYSOUNDカラオケ年間ランキング 1位』も獲得して、“2024年最も聴かれて、最も歌われたアーティスト”たる称号を得た。さらにの大森元貴（Vo, G）は、『2024年間Billboard JAPANチャート』作詞家チャート “Top Lyricists”、作曲家チャート “Top Composers”で共に2年連続1位となった。

また、9月13日に公開した映画『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』は、公開週末3日間での興行収入ランキング1位を獲得、興行収入18.9億円突破し、2024年度公開音楽ライブ映画でNO.1の大ヒットを記録した。なお、2025年はMrs. GREEN APPLEのデビュー10周年とのことなので、今後の活躍も楽しみにしていただきたい。