カミさんの父親が入院した。
食べ物か飲み物が肺に入ってしまった事が原因の肺炎らしい。
入院当初は、40度の高熱が出て大変だったらしいが、
少し元気になった今では
「もう俺は家に帰る」
と荷物をまとめて、いつでも帰れる臨戦体制でいるらしい。
「もう治っているのに、いつまでもこんな所で寝ていたら、
動けなくなって死んじまう」
と息巻き、周囲を困らせている。
恐るべし!大正生まれの頑固ジジイ!
この爺さんあって、この娘ありだ。
カミさんと爺さんは、彼女が思春期の頃から、天敵だった。
口ゲンカに始まり、つかみ合い、取っ組み合いと、
ずいぶんと戦って来たらしい。
“オマエ、女だろうが!”
さすがに結婚して、お互い母親、おじいちゃんの立場になったら、
孫を挟んで仲良くやってくれるだろうと思っていたが…何が何が。
当時、実家は杉並。俺ら夫婦は世田谷に住んでいた。
長男出産後、実家に退院していったものの、数日で大ゲンカ。
すぐに、生まれたばかりの乳児を抱えて帰って来た。
数年後、婦人科の手術を受け、実家に退院していったものの、
又も数日で大ゲンカ。
すぐに、幼稚園児二人を連れて帰って来た。
“オマエ!腹20㎝も切っておいて、動けんだろうが!”
それでも、さすがに取っ組み合いのケンカはなくなった
と思っていたら…何が何が。
実家から徒歩5分の場所に引越してきた大島家。
俺の遠征中、家で食事会をするとのこと…
“いい事だ、いい事だ”数日後帰宅すると、
カミさん足のスネに包帯を巻いている。
「どうした?」と聞くと、「じじいに蹴られた」と言うではないか。
なんでも、自打球を当てた時位腫れ上がったらしい。
それ以来、俺は義父を“キックじじい”と呼んでいる。
「それでお前は?我慢したんか?」
「な、わけないでしょ。思いっきり蹴り返して、ふっ飛ばしてやったわよ!」
だから…オマエ、女だろうが!…。
恐るべし、この父娘。
ところで、今朝早く地震あったでしょ。
その時の、カミさんの寝言が凄かった。
“テポドン2号が落ちた!”
この人の寝言には、いつも笑わせられる。
又次の機会にご紹介しましょう。
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この記事へのコメント
シュワンツ
うちもそうですが、妻が強いほうが家庭円満になるような気がします・・・。
Naoto
なお
そして、このカミサンに、この旦那あり!ってか?