ピースサイン史:サークル半壊編

①はじめに

みなさん初めまして。ブルアカサークル「ピースサイン」の代表をしております、靖野遥孝と申します。
弊サークルの代表になってから3ヶ月ほどが経ちました。色々あったのでかなり長く感じた時間です。
今回は「ピースサイン」というサークルの歴史について話したいと思います。あまりサークル関係について詳しくない方は、
「できて3ヶ月のサークルに歴史なんてあるの?」
という風に思われるはずです。しかし、これにはちょっとした事情があるんです。
私は自分のことを頑なに「代表」と称しています。これは「メンバー代表」の略であり、私自身が「リーダー」でも「発起人」でもないことを示しています。つまり、全く別の方がいらっしゃったんですね。
まずは皆さんに、✌️ではなく🍩の話をしたいと思います。

②「ドーナツホール」〜靖野視点〜

「ドーナツホール」というサークルが、2023年の上半期に設立されました。当時、圧倒的な難易度を誇ったtormentを楽しく攻略することを目的として建てられ、その目的を遂行できるメンバー、つまり最上位勢が集うサークルとなっていたそうです。今でも残る当時のチャット欄には、一桁台、二桁台で常に名前を拝見する方が数多く在籍されて「いた」ことを示しています。
サークルの特徴は強いことだけではありませんでした。強豪サークルの中にあって、かなり交流が少ないことも特徴だったようです。上記のチャットログも、数だけで言えばかなり少ないです。
リーダーの方針もあり、ランカーサークルを標榜していないものの、非常に強いメンバーが揃っていた「ドーナツホール」。絶妙なバランスで成り立っていたこのサークルに、2023年末、ある転機が訪れたそうです。
それはメンバーの大量脱退。交流の少なさから別の環境を求めていた当時のメンバーがごっそりと抜け、そのまま別のサークルを新設するという出来事があり、リーダーはメンバーを補充する必要に迫られたと聞きます。

……ここまで読まれていた方でなんとなくピンときた方もいらっしゃるかもしれません。ようです、そうです、と伝聞の形をとっているこれらの話。上記の話は基本的に当時から残っている数少ないメンバーから人づてに聞いたものです。なので、完全に正確な背景ではないかもしれません。

何はともあれ、私はその場にはいませんでした。

当時実態はどうあれ、メンバーは間違い無くまだまだ強豪だった「ドーナツホール」において、そのレベル帯のはサークルとしては異色とも言える条件なし、基本応募者全員参加可能な公募が行われました。この際多くのメンバーが「ドーナツホール」に加入したのですが、私はその1人になります。

当時リア友が加入していたこともあり(現在は移籍済み)、「ドーナツホール」に興味のあった私はサークルへの応募を決めました。当時はなんと私はtormentのクリア経験すらなく、そんな自分でも入れるのかと驚いたのを覚えています。今にして思うと、それだけメンバー募集に苦心されていたのだと思われます。

そんなこんなで今年の一月からメンバーを大きく入れ替えることになった「ドーナツホール」。とにかく助っ人が強かったので、力を借りて私自身の成績は上がっていきました。
サークル全体の空気感はおそらく以前と変わらないものだったのでしょう。落ち着いたまま、あまり話す事はなく。一度だけTRPGが開催され、リーダーや一部メンバーとVCをする機会はありましたが、主だった交流はそれくらいでしょうか。そんな空気感に、私自身は居心地の良さを感じていました。
メンバーに関して言うと、誰かが最上位サークルに移籍する→リーダーが人を見つけて勧誘してくるをとにかく繰り返していると言った感じでした。
私が加入してから9月までに、10人ほどメンバーの入れ替わりがありました。側から見たリーダーの頑張りには素晴らしいものがあり、僭越ながら一度感謝の言葉を述べさせていただいたことを覚えています。

なんとなく、そんな雰囲気がずっと続いていくと漠然と思い込んでいた9月の中頃、仕事帰りの電車の中でdiscordの通知音を聞きました。「ドーナツホール」サーバーから通知が来るなんて珍しいな、と思って開いてメッセージを見た時のことは今でも覚えています。

そこにはリーダーの事実上の引退と、それに伴うサークルの解散についての内容が書かれていました。

③🍩から✌️へ

今思えば、そこまで驚きはしていませんでした。リーダーの尽力に対して、少なくとも私は何も返すことができていませんでしたし、熱心な勧誘に対してあの人が得られる見返りが果たしてあったのかはわかりません。それに、明らかに長く1つのゲームを続けていればそう言った選択を取る方はたくさんいらっしゃいます。もしかしたら辞めてしまわれるかも、とまでは考えていませんでしたが、なにか独特の、明言できない感覚はあったのかもしれません。

なので驚きはしませんでした。その代わり、考えました。
そのメッセージの中にあった、「もし引き継ぎたい人がいれば連絡して欲しい」、という文字についてです。考えた時間は30分ほどでした。リーダーに連絡を取り、「ドーナツホール」を今までの感謝の言葉と、引き継ぎたい旨を伝えさせていただきました。

引き継ぐことに関しては、その文字列を見た時点で決心をしていました。これは今まで誰にも言ってこなかったことですが、リーダーの熱心な勧誘を側から見ていた私は、その仕事を何か肩代わりしたいと考えていたからです。
ただ、私は当時はまだ新参者の部類に入りましたし、何よりもメンバーの中でも弱い方でした。交流の少なさも相まって、ほとんど誰も私のことを知っている人はいません。なので、そんな事は言い出せないな、なんてことを考えていたのです。

そんな私にとって、サークルの引き継ぎはいい機会でした。リーダーがいなくなってしまった事は悲しいですし、今でももし機会があれば戻ってきて欲しいと心の隅で思っています。ですが、仮にあの人がいなくとも、私は、自分にとって居心地の良かった環境をなんとか留めていきたいという思いに駆られました。

そんな私の考えはさておき、リーダーから許可を得てサークルを引き継いだ私は、まず2つの仕事を行うことになりました。
一つ目がサークルの名前を決めること。
二つ目は人を集めることです。

④9月中旬から10月20日まで

まずは一つ目。
サークル名の変更は、引き継ぎの際に条件として出されたものです。米津玄師繋がりのものがいいなと思っていたので、私は最初「メランコリーキッチン」という名前にしようとしていました。ただ、これは後述すること繋がりますが、いきなり現れた、馬の骨とも知れない代理の人間が次々とそいつの思うがままに物事を進めていっては信用を得られないと考え、投票で決めることにしました。ちなみに名前の候補はメンバーから募集したのですが、誰1人として候補を上げてくれなかったので(笑)私自身で考えたものと、後は友人に案を出してもらいました。
「ピースサイン」はその友人に出してもらったものです。投票の結果それに名前が決まりました。ちなみに私はヒロアカを読んだことがありません。

そしてメインの2つ目について。

リーダーが抜けたことで人がどんどんと移籍していき、公募開始時点でメンバーは22人にまで減っていました。
なので募集人数は8人でした。
それまでの「ドーナツホール」の公募は、「1000位以内経験者のみ(その他tormentクリア回数など)」か「誰でもいい」という両極端な基準の物しかなかったので、まずは基準となる順位を投票で決めました。さらに、公募の期日などについても同様です。この時に、挨拶も兼ねてVCを行ったことをよく覚えています。

そんなこんなで「ピースサイン」の門出として、第一回公募がスタートしました。

ありがたいことに、たくさんの応募をしていただきました。これは正直予想外のことで、「ドーナツホール」ブランドの根強さを感じていました。期間中に、メンバーと話し合って誰に入っていただくかを決めました。サークル全体での投票もこの決定のプロセスの中に入っており、この投票システムが公募などにおけるサークルの指針となっていきました。

公募期間中にメンバーが引き抜かれたり、入ったメンバーの1人が5時間で抜けたりなどといったトラブル(?)もありましたが、この際10人の新メンバーに入っていただきました。タイトルにあるサークル半壊とは、つまりこの時に「ドーナツホール」は半壊したことで「ピースサイン」に生まれ変わったことを指しています。ショッキングなタイトルに見えて、実はポジティブな内容なんですね。

新しい風が入ったことで、その後開催されたカイテンジャーやクロカゲでは、チャット等でのやり取りやVCも盛んに行われました。カイテンジャーでのサークル内TLに対する盛り上がりやクロカゲでの全体的な好成績は記憶に新しいです。

以前よりずっと交流するようになったものの、攻略情報を主に話し合う、いい環境ができてきました。それまで名前と推しくらいしか知らなかった人達のことを、少しずつ知っていくいい機会にもなりました。

ひと月ほど経ち、サークルも軌道に乗って来ていた時に、私は結構な充実感を感じていました。もしかしたらリーダーが理想としていたような環境ではないかもしれないですが、それでも自分なりにある種のいい空間を維持することができたからです。

私の悪い癖なのか、何か物事が上手く運んでいると、ついついそれがずっと続いてしまうと思い込んでしまうんですよね。

しかし世の中、そうそう上手くはいきません。

ちょうど上記のクロカゲ開催中の10月20日に、公式の生放送がありました。主な情報はトリニティ・アイドルイベントについてです。

しかし、サークル運営者にとっては非常に重い意味を持つ発表がその日あった事は、みなさんよく覚えてらっしゃると思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
それでは、次回、ピースサイン史:アロナの妨害編でお会いしましょう。


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コメント

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ピースサイン史:サークル半壊編|靖野遥孝
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